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(回答先: アメリカの動きです。[毎日新聞2001年6月4日] −原発建設業の生き残り策でしょうね。 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 22 日 20:56:34)
シジミさん、レス及び的確な情報有難う存じました。原子力百科事典と中国新聞に関連情報があったのですが、エクセロン社上級副社長ジョン・スコールズ氏の「海外に進出するつもりはない」には唖然と致しました。
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原子力百科事典 ATOMICA
<大項目> 海外情勢
<中項目> アフリカ各国
<小項目> 南アフリカ
<タイトル>
南アフリカの原子力開発と原子力施設 (14-09-01-01)
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<概要>
アフリカ大陸最大の工業国である南アフリカでは、豊富に産出される安価な石炭がエネルギーの中核をなしており、原子力発電所は電力の6〜7%を供給しているに過ぎない。また、現在のところ、国内の発電設備容量は需要を大きく上回っており、2007〜2010年までは新規の電源を必要としないとされている。
しかし、同国では地球温暖化防止への取り組みから、環境保護に優れたエネルギー構造への転換を目指し、ペブルベッド・モジュール型高温ガス炉(PBMR)の開発を独自に進めている。
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<更新年月>
2002年11月
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/14090101_1.html
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<8> 米原発ビジネス [中国新聞] 2003/03/02
エクセロン社上級副社長
ジョン・スコールズ氏
「よいビジネスチャンスがあればさらに原発を買うこともある」と語るスコールズ氏
■ 新設より運転延長に力 ■
エクセロン社上級副社長で、子会社のアマージェン社最高経営責任者(CEO)を兼務するジョン・スコールズ氏に、米国の原発ビジネスの課題について聞いた。
―原発は本当に発電コストが安いのですか。
その通り。ただし、事はそう簡単ではない。われわれは買収したスリーマイルアイランド原発などに対し、相当な投資をして改修した。その投資やわが社が持つ効率的な運転プログラム、経営プロセスがうまくかみあって、全米平均より三―四割低いコストを実現したのだ。原発を買いさえすればもうかるわけではない。
―スケールメリットは具体的にどうやって出しているのでしょう。
例えば、原発の定期検査時期をずらしておき、ある原発で燃料を交換したら、そのチームが次の原発でまた交換に当たる。そうすれば、少ない要員で効率的に運用できる。結局、燃料、運転、メンテナンスや保険、税金など全体のコストを考えた場合、数が増えるほど発電コストは安くなるわけだ。
―原発の新設にも手を上げていますね。実現できますか。
エネルギー省が二〇一〇年までに最低一基は新設する計画を掲げたから、わが社は事前調査を始めた。ただ、本当に建設する価値があるかどうか、まだ調べている段階で、建設を最終決定したわけではない。どんな原子炉を採用すれば最も経済的なのか、慎重に検討すべき課題も多い。それより、当面は既存の原発の出力を増強させたり、運転期間を延長していくことに力を入れている。販売電力をすぐ増やせるからだ。
―いずれ原発は廃炉の時期を迎えます。原発を増やすほど逆に将来のコストがかさむのでは。
確かに、廃炉費用のコストはかさむ。今はまだ廃炉に備えた基金を積み立てている段階だが、それを少しでも早く終えれば、その心配もなくなる。費用だけでなく、効率的な廃炉技術をいろいろ考えておく必要もあるだろう。
―電力会社は今後、どのくらいの数に再編されるのでしょう。
これからも米国の電力会社が再編によって少なくなっていくことは確実。有力企業は十社とまではいかないが、相当なレベルにまで減るだろう。今後、わが社もM&Aがあり得るし、よいビジネスチャンスがあれば、さらに原発を買うこともある。企業戦略として規模拡大を目指しているからだ。
―欧州の電力会社は海外で事業展開しています。進出する予定は。
いや、海外に進出するつもりはない。米国だけで市場は十分すぎるほど大きいからだ。原子力は環境面では一番クリーンなエネルギーだし、将来性も十分。五十年、百年先になっても、原発がなくなるようなことは考えられない。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/nuclearpower/030302.html