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「我々の勝ちだ」とか、何やら、この「阿修羅」というバーチャル空間で、ネオコンまがいの”戦争”でもしている積もりになっている一統がいますので、ご要望にこたえて「米フセイン合作説」を批判してあげましょう。(ついでに「阿修羅あっしらプロジェクト」というHNで陰謀妄想みたいなことを書いている投稿者は小生とは、何の関係もありまん。もちろん、「アラシ」も。小生は複数のHNを駆使しておりませんので、誤解なきよう)。
本論に入る前に、恐らくは本人も自覚していないあっしら某の思考パターンを分析します。好奇心旺盛なあっしら某は、「阿修羅」サイトに文章化して投稿する、しないは別にして、様々な事象について、自分なりの予断というか、予測というか、憶測を抱いているようです。
予断が外れると、普通は「自分の推論が間違っていた」とと思って推論を撤回ないし、変更・修正するわけですが、あっしら某はどういうわけか、「自分の予断は正しい。その後の事態の展開が、自分の予断と違っていたのは、自分の知らない密約、陰謀があったからだ」という発想をするようです。
それが、以前にも書いたように「米フセイン密約説」誕生の”秘密”です。
また、最近のダブヤのバグダッド電撃訪問についても、事前に予測していなかっただけに(予測できないから「電撃」となるのですが)、「なぜ、こんなことをするのだろう」と強い疑念を抱き、しばらくしてフセイン(といわれる人物)の捕捉という事態が惹起したことで、「そうか。あれはフセインをエアフォースワンでひそかに米国へ運ぶためだったんだ」という形で納得するわけです。自尊心が異常に強いことがもたらす思考パターンと思われます。
「米フセイン合作説」は、バグダッド周辺で激しい市街戦、イラク側の死にもの狂いの抵抗が起きなかった、という歴史的事実を説明するには役立つひとつの仮説ではあります。しかし、それは。、現象面だけの話で、モチベーションというか、何故、米フセイン合作が必要だったのか、という疑問には、ほとんど答えられません。
米フセイン合作説が成立するとすれば、当然、「開戦前の合作」が双方にとって最大ノメリットがあるわけです。フセインは退陣・亡命して「安楽な暮らし」が保障され、一方、米国は労せずして「親米政権」を樹立できるわけです。
開戦後に合作が成立したとして、いったいどういう外交チャンネルでネゴが行われたのかも見当もつはません。ダブヤとフセインの間にホットラインでもあったのでしょうか。ロシアのプリマコフあたりが仲介したのでしょうか。もちろん、あっしら某はこの辺についても、何の見解も示していません。それとも、開戦前に「南部戦線あたりでは、多少、派手な戦闘をするが、その後は、ほとんど交戦しないで、米軍がバグダッドに入る」というシナリオで双方が合意していた、というのでしょうか。こんなややこしいプロットを双方が遵守しなければならないどんな理由があるのでしょうか。全く理解ではません。「国際金融資本(家)が、中東全域をぐちゃぐちゃにして、その後に近代資本主義国家が誕生するようにする」という、あっしら某のもうひとつの「なにをいっているのかさっぱり分からない、恐らく本人もなにを言おうとしているのか、明確には分かっていない”超アバウト・超マクロ・超ロングスパン仮説”に「合作説」を流し込めば、辻褄が合う、と思っているのかも知れませんが、これで納得できる人は「天才級の頭の人」だけでしょう。
つまり、どうみても「合作説」は、バグダッドシュア右辺で、激しい戦闘が持続しなかった、と言う現象を説明するためだけの仮説です。それなら、一般に流布している「米英軍が、イラクを(拠点だけにせよ)占領したあと、延び切った防衛線を叩いて反攻し、ゲリラ戦に引きずり込むために、イラク側が兵力を温存したので、市街戦がなかった」という仮説に比べても、「合作説」に特段の優位性はありません。(しかし、小生は、この「兵力温存仮説」が正しいかどうか、は今ひとつ分かりませんが)。
つまり、合作説は、あっしら某が、自分自身を納得させるために、自分向けに考えたスペキュレーションで、「この説のどこがおかしいというのだ。答えよ」などと、大上段に段ビラをふりかざして他人に迫るアジェンダでもなんでもないわけです。
次に「エアフォースワン問題」について。こちらも”フセイン”搬送説の根拠は、「このむ大統領専用機が米国に(まあ、アンドリュース空軍基地あたりでしょうが)帰還した際に、ダブヤが晴れがましく飛行機から降りるシーンなどがテレビ放映されなかった」ということだけのようです。まあ、フセインを米国に搬送(したかどうかも知りません。最近のマスメディア報道では、バグダッド国際空港内に”監禁”している、とされているようですが)、するにしても、米軍機を使えば秘密裡にできるわけです。それに、いくら文蔵解除してあっても、フセインとダブヤが同一機内にいて、なんらかの「予期せぬ出来事」が起きて、墜落する破目にでもなったら、ダブヤ側近どもは目も当てられませんので、そんなリスクをおかすことはあり得ないでしょう。古い話ですが、ロッキード事件の最中に、小佐野賢治(故人)は、マスコミの追及をかわすために、朝鮮戦争以来の丙軍とのコネを使って、滞在先のハワイから、米軍機で韓国の金甫空港に行き、そこからやはり米軍機で立川基地に飛んで、、隠密裏に日本に帰国した、ということがありました。
まあ、合作説もエアフォースワン搬送説も、ジョーク、ブラックユーモアに近い話です。そういうトーンの投稿にしておけば、誰もなにも言わないのに、まじめな性格が災いしてか、「俺の説が一番、真実に近い。批判できるものならしてみろ」といったいつもの調子で投稿するから、ウンザリするわけです。まあ、「インテリ性幼児」というところでしょうか。
ついでに、小生があっしら某とその一統を批判したきっかけは、「あちこちに投稿しているから」ではありません。自分と波長のあわない長壁さんとか、WWさんとかにかみついて、一統の中には「キチガイ、俺のオモチャ」などと、信じられないような悪罵を浴びせるレスが目に付いたからです。これこそ「投稿の自由」への脅迫行為。そこまで思い上がって、自己仏神化をしていることには、注意を喚起すべきだ、と考えたわけです。まあ、「阿修羅サイト」特に戦争板の当面の最大目標は、世界を破壊しかねないネオコンどもをやっつけることだ、と小生は考えていますので(木村愛二さんにはエールを送ります)、とりあおず、この程度で止めますが。それにしても、エンセン某などというのは何なのでしょう。「タイマンで決着をつけよう」なんて、渋谷あたりのチーマーかなんかの出自なのでしょうか。開いた口がふさがらない、という感じです。