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自衛隊がイラクで「テロリスト」と交戦状態に入れば、「自衛隊員がイラクでテロリストた
ちと命をかけて戦っており、死者まで出しているというのに、日本国内でテロリストを擁護・
応援し、自衛隊員の戦いを非難・罵倒するようなことが、バランスからいっても許されるのだ
ろうか」とういう言論弾圧のための大義名分ができます。
また、「日本とともに、人類の敵であるテロリストと戦っているアメリカの国際活動を非難
・罵倒することは、自衛隊員の命がけの崇高な戦いを否定することにつながり、内外でのテロ
を助長する危険で悪質な行為であり、さらにアメリカにも迷惑をかけ、重要な日米同盟関係に
とって有害な影響がある」という大義名分もできます。
こうして、まずNHK関係の政府系放送では、アメリカ・自衛隊のイラクでの活動などにと
って不都合な報道や話は基本的に禁止になります。つづいて民放系列のTV・ラジオなどでも
、「公共の福祉」とか「テロとの戦いの道義」とか「信頼ある日米同盟」とかを理由にして、
同様の統制がなされることになります。
もともと、ほとんどの新聞雑誌はアメリカのスパイのようなものとスパイそのものですから
、その系列である民放TV・ラジオがアメリカ一辺倒になるのは簡単です。日本の新聞雑誌は
、すでにほとんどアメリカの道具になっていますが、イラク派兵後にはその体制は完成に向か
うでしょう。テレビ・ラジオは、新聞雑誌より直接的に国民に接しているため、今までなかな
か完全にアメリカの売国奴日本人の道具になりきらなかったのですが、イラク派兵はその状況
を打破する絶好の機会なのです。
こうして、アメリカ・自衛隊海外軍事活動への批判がメディアから消えていく一方で、アラ
ブ・イスラムの英米侵略反対闘争に従事するものたちは、「極悪非道・超危険な絶滅すべき犯
罪者」として報道され、話されるようになっていくでしょう。少しでも彼らを理解・擁護する
発言をするものは、テロを助長するテロリストの仲間として弾圧されるようになるかもしれま
せん。
次の段階では、アメリカ・売国奴たちのいろいろな事に関する広範囲な「言動」を非難する
発言が許されなくなっていきます。日本人のことですから、自分の社会的立場とか将来のため
に、自発的にそうした発言はしなくなっていって、社会全体の雰囲気とかもそうなっていくか
もしれません。タブーとか権力に怯える社会です。
この頃から、「発言」が取り締まられるというより、そうした発言をする人間が取り締まら
れ始めます。その時には、インターネットでも言論の自由は次第になくなっていくことでしょ
う。
さらに次の段階。アメリカ・売国奴「そのもの」に都合の悪い発言と、そうした発言をする
人々が取り締まられるようになります。その理由は適当にでっち上げられます。些細な罪とか
無実の罪で逮捕され有罪判決をくらうというような、現在すでに行われているやり方ではなく
て、「コイツは言動がテロリスト的だ」とかいう程度かもしれません。
もうひとつ次の段階。アメリカ・売国奴に都合の悪い人々が取り締まられるようになります
。その取り締まりの手段と、捕まった後の処遇は何でもありになっています。
この後の段階も続きそうです。
茶番劇の法則から言えば、イラクでは、「テロリスト軍に包囲され、絶滅の危機に陥った自
衛隊の一団を、友情と責任感厚い米軍がすさまじい危険を冒して、実際死者を何人も出してま
で急遽駆けつけて救助する」シナリオがあるかもしれません。
もしこのシナリオが実現すれば、小泉・売国奴人たちは、上述してきた言論弾圧と日本管理
のための活動をとてもやりやすくなります。「アメリカは、死人まで出して、自衛隊員を救っ
たのだ。それでもアメリカを裏切るような、迷惑をかけるようなことをするのか。テロとの戦
いは真剣なもので、お前らの根拠のないおしゃべりのネタではないんだ!!」とか始まります。