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里心さんへの回答です。
世界規模の陰謀、わんわーるど、ニューワールドオーダーについてはよく分かりません。これだけの陰謀を世界規模で推し進めるスーパーパワーは存在し得ないのではないか、と思います。残念ながら、小生はハンドルネームとは違って、ビルダーバーグソサエティには招待してもらえませんので(笑)、ビッグリンカーどもがどんな密謀をめぐらしているか、うかがい知ることはできません。せめて、カーライルのボードミーティングにでも参画できれば、その一端を垣間見ることもできるのでしょうが、こちらも全くお呼びではないようです。この2つのサークル(まあ、カーライルは会社ですが)の関係者よ、ぜひ、小生も招待して。まあ、小生は、ビッグリンカーならぬ、スモーレストリンカーに過ぎないのですか。
米英のイラク攻撃についての所見を述べます。
どうもダブヤは、テキサスレンジャースのオーナー時代の価値観と経験則でアフガンとイラク攻撃を”指導”しよう、としているようです。戦況について「○○人を殺し、○○人を捕虜にし」などとよく゜むいっているからです。まあ、米国の大統領で「○○人を殺し---」などと堂々と記者発表する男も珍しい。即物的というか、そこの浅い思弁しかできないこの男の「頭の悪さ」が露呈しています。ダブヤは石油ビジネスで失敗ばかりし、唯一、成功したのがテキサスレンジャースの経営(しかし、これも作られたイメージで、裏があるのかも知れませんが)ですので、大統領になっても、この時の経験で、全てをさばける、と思っているのでしょう。しかし、大リーグ経営の手法で米国を動かされてはたまったものではない。
しかし、ダブヤに全く分かっていなかったのは、直接戦闘の後をどうするか、でしょう。ベトナム戦争の教訓は風化しています。戦争は、始めるのは簡単ですが、終わらせるのが難しい。まして米国人にはよく理解できず、ほとんど接触もない、イスラム圏、中東での戦争です。恐らくクラウゼビッツも読んだことのないダブヤには「戦争とは、他の手段を以ってする政治の継続だ」なんてことも分からなかったのでしょう。
ダブヤよりは、頭だけは良さそうなウォルフォビッツですら、米議会で、民主党議員に「お前、開戦前に言っていた超楽観的な戦況予測みたいな調子で、現在のドロ沼状況の打開策をブチ上げてみろよ」といたぶられています。ニューズウィークでは、この論難のやり方を「あぶり焼き」と皮肉っていました。「中東地域の民主化革命」などというゴタクを(本当にできる、と思っていたのかとうかは知りませんが)ブチ上げていたネオコンどもも、今や顔面蒼白のようです。
(ついでにいうと、ウォルフォビッツがイラクに滞在中、宿泊先のホテルがロケット砲で攻撃されましたが、これはウォルフォビッツの部屋の真下の部屋に命中したそうです。ダブヤ政権内には、CIAなどの諜報機関の中の”反ダブヤ勢力”が情報をリークした可能性もある、とみて度調べているそうです。ダブヤのバグダッド空港電撃極秘訪問が、諜報機関にも秘密にされたのもこの”情報漏れ”を警戒したためでもあるそうです。真偽の程は分かりませんが、本当に諜報機関から情報が漏れている、としたら、米国もお終いでしょう。ダブヤがそれだけ信用がない、ということなのかもしれませんが
)。
戦後処理の展望が描けなければ、ドロ沼化するだけです。恐らく、イラクでの米軍死者が1000人を超えたあたりで、ダブヤ政権は崩壊するでしょう。従って、青年の大統領選挙は民主党候補が勝つと小生は思います。これは別に楽観的な予測ではないでしょう。