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(回答先: 身体と地球そして宇宙 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 26 日 20:44:45)
マルハナバチさん。 お久しぶりでございます。
感動致しました。
そうです。 「潮騒」はなんかオジサン臭いんです。
ラディゲは少年であり、率直に生真面目に書いているのです。
だから読んでいて胸の痛みを感ずるのですね。
ラディゲは、こまっしゃくれた早熟少年なんかではないですね。
「豊穣の海」で、最も豊富な内面描写があるのは、飯島勲なのですが、
やはりうら若き少年の思いではないような気がしました。
非常に成熟した中年の方の思いみたいでした。
この小説で腹を切っているのは、飯島勲19歳には見えなかったのです。
由紀夫45歳だ。
聡子も実在の身体を持つように見えない。
豊穣の海の最後で存在を否定されたのは、
定説とは異なり、清顕ではなく聡子だったみたいに見える。
身体が空虚だからと言って、
腹を切ったり、セックスを覗いたりしても、
駄目でしょ。
私はそういうことにひっかかったみたい。
えーと病気関係はゆっくりと断続的に続きます。
今年中には終わりたいです。