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大手新聞の世論調査では、こぞって自民党が過半数をうかがうとでたがこのまま自民党に勝たしていいのだろうか。今後も小泉、竹中不況を続けさそうというのだろうか。
マスコミはろくに小泉政治を批判せず、偽造した経済指標を垂れ流し、ボンボンで無能な安部効果を連呼し、毒饅頭人事を絶妙だと讃える。これでは、仕事で忙しい社会人や怠惰な専業主婦は洗脳されるはず。しかし、もはや自民党には鳩山派による吉田おろしや三角大福による総裁争いに見られる自浄能力はもはやない。今の日本をよくする緊急治療は政権交代しかない。現在、政権交代の可能性があるのは民主党と共産党しかない。
民主党は新閣僚に首相は管氏、副総理に小沢氏、官房長官には枝野氏、国会担当大臣に岡田氏、財務省に榊原英資氏、国土交通省に元ゴールドマンサックス投信社長の山崎養世氏、地方主権担当相に田中康夫氏とすることを発表。新聞はサプライズ人事にはならないなどと批判するが政治はサーカスではない。この面々ならはるかに自民党よりましだろう。
もしこの選挙で自民党が大勝するならば管や小沢は責任を取り議員をやめ民主党は分裂する恐れがある。逆に政権交代が起これば自民党は分裂する。この重要な事態を国民はもっと理解しなければならない。政治なんてどこの党がやろうと一緒と考えている人は、ゆで蛙である。確かに民主党が政権をとったからといって何もかもよくならないだろう。しかし、聖人君子で万能な政党などあるはずもない。自分の一票で血を流さず平和的に社会が少しでも良くなるならやすいものである。政治は比較論であり、結果責任。今回は民主党に託し、成果が出なければ、また政権を変えればいい、というのが普通の考えのように思う。
それにしても今の新聞社やテレビ局はいつからこんなに自民党の広告機関になってしまったのだろうか。