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(回答先: 実は武士階層内部がさらに3階層に別れ、武士階層間で激しい差別構造があった。美意識を理由としては武士階層を弁護できない。 投稿者 4958 日時 2003 年 11 月 05 日 02:46:12)
4958さんのご意見に同意します。
私は戦後世代ですが、今も日本の社会には、封建的な階級制度が、企業や官僚の制度の中に厳然と残っており、日本の近代化とは、封建制度の上にハイテク技術を接木したもののように感じています。
沖縄戦や満州での敗戦時の資料を読むにつけ、大日本帝国陸軍が再生したら、何が起こるか分らないという、日本社会に対する警戒心が消えません。
一般人が軍人の盾にされかねないと...
他国と戦争を始める前に、連戦連勝とは限らないのだから、負けいくさについても段階的にシミュレーションを行い、その場合の、軍人と一般人の行動規範を考えてほしいと思います。
利益誘導だけで、あるいは空疎な美辞麗句で、戦争を始めてほしくありません。
西欧近代に内在する諸問題とは別の次元で、日本には日本の闇があるように思うことがあります。
しかし、戦後の多くの社会学者は、西欧文献の勉強ばかりしているので、日本社会の構造の分析をする人が少なかったのではないでしょうか。
そのためもあって、戦後日本社会に違和感を持つ人が、とってつけたように観念的な復古主義者になっていったのではと思います。