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(回答先: Re: 日本敗戦宣言後のGHQ支配に反撃した日本人はいなかったのだろうか… 投稿者 何故われわれはアメリカを憎んでいないのか. 日時 2003 年 10 月 21 日 12:35:32)
本土やヨーロッパの占領政策は民主化と食料・医療支援が主だったからではないかと思う。沖縄や韓国では占領政策というのはもっと露骨で厳しいものだった。しかし、それでもアフガン・イラクよりはましだと思う。あれは占領ではなく、今なお侵略が続行している状態なんだ。日本軍兵士は降伏した後、家に帰れた。だが、タリバン兵は降伏後、一箇所に集められ、爆弾を落とされたり、顎鬚を落とされて、熱帯病のひどいグアンダナモの収容所にNGOの人々と一緒にほり込まれた。一方的な戦犯裁判すら受けずに、イラク兵やタリバン兵は今なお米英から虐待され続けているんだ。
アメリカはイラクに対しては無条件降伏の受諾すら要求しなかった。要求したのはただ、「48時間以内に退去せよ!」という事だ。故にイラク、タリバン政府の正式な降伏調印すらないまま、バグダッドやカブールに乗り込んでいった。つまり、戦争状態は継続しているということだ。ラディンもフセインも降伏して、米軍を首都に受け入れた訳ではない。そうであるが故に、日本に進駐した時のような余裕は米英軍にはない。
ちなみにパレスチナでは、イスラエルが侵入した所ではブルドーザーで畑まで掘り返されている。沖縄でも昔、そういう事はあったが。パレスチナに侵入したイスラエル兵が水道管まで破裂させ、救急車の運転手まで狙撃している。思想以前に戦わざるを得ない状況がある訳だ。つまり、米英イスラエルは病気や怪我をした時、病院に行けるような近代的な生活は破壊しながら、
しかし、あっしらさんのいう近代化というのは目指していると思う。あっしらさんの「近代化」には非常にシビアな意味合いが含まれていると思うからだ。
イラクもアフガンもパレスチナも戦わなくても殺されずに済む状態ではないんだ。アフガンでは反タリバンの活動家の家が誤爆を受けた。攻撃は太平洋戦争と比べても一方的だった。アフガンの誤爆はアフガン制圧後もかなり止まなかった。しかし、その間に1945年8月15日の特攻隊攻撃ほどの攻撃すら受けた訳ではない。カブールやバグダッド占領までは米軍は一方的に虐殺を続けたのだ。一方的に宣戦布告し、一方的に占領するという形式では、今回の戦争は第二次大戦というよりは、インディアン征服の状況にはるかに近いのだ。「僕はタリバンじゃない!」と何度も叫びながら、グアンダナモに連行されたアフガン人がいる。テロなど犯せそうにない老人までグアンダナモ連行された。タリバン兵は戦犯としての裁判すら受けずに、北部同盟やアメリカ兵の虐待を受け続けているのだ。一体彼らは何故捕らえられているのか?いつ釈放されるのか?理由も分からず、虐待され続けている。