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(回答先: 「開かれた地域共同体」関連のレス [まさちゃんへ] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 29 日 17:00:22)
あっしら様、レスありがとうございます。阿修羅BBSの皆様、本年もよろしく!
さて、閑話休題的と言うか脇道に逸れるかも知れませんが・・・。
私の住まいは大都市圏のはずれの片田舎にあります。私、現在は借家住まいですが、今度マイホームを新築します。
昔、あっしら様の書き込みで“借金するな、ローンを組んで家を建てるな”と言うのがあったかと記憶しておりますが、その禁を破ってしまいました(笑)。
しかし、しょうがないんです。我が家族のライフステージを考えると、マイホームを建てるとすれば今建てれば一番有効活用できる、と言う結論に達したんです。
デフレだからモノよりカネが大切、だから家を建てない・・・と言う選択肢は考えられなかったんです。
前置きが長くなりましたが、その建築は、地域で長年仕事をしていて信頼が置けると評判が良い工務店にお願いすることにしました。棟梁さんとその息子ともう1人の職人さんでやっている小さな工務店です。棟梁さんは腕がよいことで評判ですが、1年に建てるのは(たった)2棟!
いくら小さな工務店とはいえ、年間2棟の新築工事を請け負うだけではとても経営が成り立たないだろう、と普通思いますよね?
しかし、この棟梁さん、家は農家です。と言うより、農業の傍ら家を建てる仕事をしていると言った方が正確かもしれません。
農業だけで十分食べていけるので、工務店の方は、気に入った仕事だけを引き受けて納得行くまで丁寧な仕事をする、という方針で屋っていけるのだそうです。
この棟梁さんの生き方は、“開かれた地域共同体”的生活に近いのかも知れないと最近気がつきました。
大手ハウスメーカーのように、大掛かりな宣伝費や営業マンの人件費が掛かりませんから、同じ質なら安く、同じ金額ならより質の高い家を立てることが出来ます。
また、自分が住んでいる地域の工務店ですから、何か不具合があったときはすぐに修繕等をしてもらうことが可能です。
地域に根を張って、農業活動で自給自足的生活を送り、それと並行して自分の好きなこと=家の建築活動にも取り組む。大工としての腕さえ良ければ、仕事は向こうからやってきます。
好きでやってる面があるので、建築業で大儲け使用などとは考えない。したがって、年間2棟も立てれば十分、というか納得の行くまで家作りの職人技に拘ると、それくらいの数しか建てられないといったところでしょうか。
正月はぼんやりとそんなことを考えていました。では、また。