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辺境 世界激動の起爆点 田中 宇 (著) 宝島社 価格: ¥1,300
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796637842/qid=1072010563/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-9019892-0725160
レビュー
著者からのコメント
――2001年9月の911事件以来、アメリカが大きく変質し、世界がそれに振り回され続けている感がある。イラク侵攻によって中東全域が不安定になり、テロは減るどころか世界中で増えてしまっている。
――そういった中で、私が感じているのが、本書で取り上げた「辺境」の重要性である。
――私なりに考えた「辺境」の定義は「異なった文明圏が接する場所」である。文明どうしの接点であるからこそ、世界的に激動する時代には、辺境地域で本質的な変化が起きる。一般に辺境というと「山奥の地域」というイメージがあり、チベットやチェチェンなどはこのパターンに合っている。だが、異なる文明が接する場所という意味では、ユダヤとイスラムが接するパレスチナなども、辺境としてとらえることができる。
(「辺境」前書きより・一部抜粋) カスタマーレビュー
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世界を激動に導く辺境の紛争に注目!, 2003/12/16
レビュアー: マクイン (プロフィールを見る)
いまはイラク問題に目が向けられているが、その他にもガザ、アフガニスタン、チベットなど紛争が続いているところがいっぱいある。そうした辺境での紛争が続くのはなぜなのか。そこで一体何が起こっているのか知らなくてはと本書を手にとった。本書は中東問題だけでなく、世界を改めて知る上でとても役にたった。ひとつの紛争地帯をみて考えているだけでは、もう世界情勢の行き先も、問題解決の方向性も見つけることはできないことに気がつく。辺境とは異文化国家が隣り合い、ぶつかり合うところ。コンゴとマダガスカル、チェチェン、ビルマも世界を激動に導く起爆点だという。やはり自分たちは平和だと錯覚しているに過ぎないようだ。私たちは余りに知らな過ぎることがわかった。