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「小泉いい加減政権は行き詰まりに直面」
政府は九日、自衛隊をイラクに派遣する基本計画を閣議決定した。
決定直後に行われた小泉純一郎首相の記者会見をテレビで見たが、相変わら
ず意味のない言葉をもっともらしく羅列していただけだ。
「国際協調」とか「日米同盟」などと語っていたが、国際協調のないまま戦
争を始め、イラク国民の不信感を浴びながら占領行政を続けているのは米国で
あり、国連常任理事国の仏ロ中三カ国をはじめ独など、軍隊を派遣していない
国の方が多い。
大体、イラク特措法では自衛隊の活動範囲を「非戦闘地域」に限定している
が、米軍や支援国へのテロ攻撃が続発するイラク国内にそんなものは存在しな
い。
フセイン残存勢力やテロリストにとっては、米国や米国に協力支援する国や
勢力が敵であり、それらの軍隊が進出すると、そこが「戦闘地域」になってし
まう。自衛隊がどこに派遣されても同じなのだ。
首相は「戦争に行くのではない」とも語っていたが、イラクが戦争状態にあ
るのに、個人の正当防衛でしか対応できない自衛隊員はどうすればいいのか。
最高指揮官として、あまりにも無責任ではないか。
こんなことは首相も百も承知だから、依然として具体的な派遣時期を明確に
しない。こうした姿勢に米国はイラついており、結局、日米同盟を強化するこ
とにならないし、国連中心主義でもない。場当たりの米国に対するご機嫌取り
は世界中の信頼を失うことになっている。
------「イラク派遣、道路公団民営化、郵政民営化」 ------
------「相変わらず丸投げ」------
小泉政権のいい加減さはイラクへの対応だけではない。道路公団民営化につ
いて、国土交通省は先日、A、B、Cの三案を発表したが、いずれも官僚の作
った案であり、民営化とはほど遠い。
郵政民営化に至っては、最近、こんな笑い話が永田町で広まっている。
麻生太郎総務相が首相に対し、「郵政民営化はどこまでやればいいのか?」
と聞いたところ、首相は「お任せします」と丸投げしたという。
困った麻生総務相が前任者の片山虎之助参院議員に対し、「首相は郵政民営
化について、どんな将来像を描いていたのか?」と聞いたところ、二年半も仕
えた片山氏は「自分にもよく分からないんだよ」と答えたという。
いずれにしても、確固たる信念やビジョンを持たない首相が、米国や国民向
けのパフォーマンスやご機嫌取りを繰り返したツケが回ってきている。薄汚い
根性で政治をやるから、現実の深刻な事態に直面すると行き詰まってしまうの
だ。
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