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エノラ・ゲイ公開 被害説明ない展示に被爆者ら怒り '03/12/16
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■平和団体が抗議
【ワシントン15日岡田浩一】十五日朝(日本時間十六日未明)に原爆投下機エノラ・ゲイの一般公開が始まった米国スミソニアン航空宇宙博物館新館で、広島県原水禁と日本被団協の被爆者ら七人が「悪魔の兵器の象徴」と対面した。ともに駆け付けた地元の平和団体のメンバー約四十人はダイ・インや反戦歌で激しく抗議した。
一行は開館と同時に、エノラ・ゲイへ直行。説明板に博物館側の当初の計画通り、死傷者の数など原爆被害の記述がないのを確認した。
機体をしばらくにらみつけた県原水禁常任理事の坪井直さん(78)は「あの日、多くの大学の友人が亡くなった。『こいつめ、何をしでかしたんだ』という怒りがわいた。被害の説明がない展示は欠陥品だ」と話した。
同じく県原水禁の派遣団の一員、被爆者の小倉桂子さん(66)は「機体の銀色の輝きを見るだけで、怖くて、怖くて…」と泣き崩れた。
ともに訪れた平和団体のメンバーは、機体前で、原爆でやけどを負った女性などの写真を掲げたり、寝転がって犠牲者を表現するダイ・インを決行。「ノー・モア・ヒロシマ」と繰り返すシュプレヒコールと、制止する警備員の声が交じり合い、館内は一時騒然となった。
メンバーの一人は、二階通路から赤いペンキ缶を、機体に投げつけ、警察官に拘束された。「帰れ。祖父は第二次世界大戦で殺されたんだ」と抗議行動を大声でののしる一般の見学者もいた。
【写真説明】エノラ・ゲイの前で抗議する地元平和団体のメンバー
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03121631.html