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(回答先: 「元SAS隊員達によって創設された」らしいですね 投稿者 エンセン 日時 2003 年 12 月 13 日 04:53:39)
以下は、【英国諜報部の広範囲な網】というリンク先ですが、全文を読むのが面倒な方は「■非公表の引用」というところだけ読んで下さい。
以下、転載です。
英国諜報部の広範囲な網
■情報収集のため、それは、非常に様々なカバーと情報源を使用する。
不文律により、英国特務機関には、常に、権威維持の厳格な要求が存在した。女王陛下、英国政府層、さらには王族のスパイ行為関与への非難をその行動により誘発しないために。英国諜報部がこの規則を破って、その活動に故ダイアナ妃が参加していた慈善会社を独自の利益において使用した事実は、英国でいくつかの伝統が廃れつつあることも語っている。そして、ダイアナ妃とアルファイドの息子が死亡した自動車事故への英国諜報部の関与説は、そんなに信じがたいものではなくなった。
■二重底
英国諜報部を含む全世界の諜報機関は、その活動のカバーとして、外国国家との関係を有する自国の施設及び官庁における職務の広範囲なセットを使用している。英国諜報部にとって、この活動は、アフガニスタン、インド、パキスタン、スリランカ、アンゴラ、アルジェリア、モザンビーク、スーダン、バルカン、ナゴルノ・カラバフ、アブハジア、南オセチア、更に今、チェチェンのような戦闘地域及びホット・ポイントについて話されるとき、特に切実である。
MI-6に既存の施設を使用する機会がない場合、特務機関は、新しいカバー官庁の創設に向かう。通常、これは、金融、通信、輸送、武器取引、政治及び軍事顧問等のような重要部門における国外商業企業の創設により行われている。英国諜報部により、慈善を含む各種国際組織がカバーとして使用されていることも知られている。そのような組織は、社会から隠された形態での特殊用途資金の割当により、主として、政府により出資されている。このようにして、政治諜報から軍事情報の獲得に至るまでの非常に様々な問題に関する諜報情報、並びにテロリズム、犯罪資金の「洗浄」、偽札、麻薬及び貴金属の不法取引対策の組織に必要な焦眉の資料の収集のための立場が保障される。
この種の施設及びその在外代表部の機構に、諜報部は、特務機関へのその所属を隠蔽し、その活動を秘匿するために、自分の職員を秘密裡に送り込む。この際、秘密性のために、各カバー職務は、カバー官庁におけるその地位が職業訓練水準に一致する状態にある諜報員のみにより使用される。MI-6職員は、その日々のしきたり、その素行、その広範囲な職務上の義務を正しく遂行する準備についても、「クリーンな」専門家と異なることがないように命じられる。そしてこのため、通常、防諜部には、出向する官庁の「クリーンな」職員と彼らを区別することが困難である。
■幽霊会社
MI-6における「ディープ」カバーの最も流布した種類と考えられるのは、諜報作戦の大きな安全を保障し、重要情報へのより自由で、上手くでっち上げられたアクセスを諜報員に与える商業施設におけるビジネスマンの職務である。諜報部独自の商業企業は、その職員に自国のビジネスマンの旗を掲げさせることができるが、実際に、その架空履歴を十分確信させられる条件下においてのみである。
最近、経済性諜報情報の収集のために、貿易・経済ルート、特に、合弁企業の創設に対するその展望又はその転換への参加の可能性の評価を口実に、民間、軍事系統を問わず、ロシア企業への英国企業家の出張が積極的に使用されている。
MI-6職員は、国外で働きつつ、現地市民との接触によるものを含めて、普通の外交官が入手できない情報を収集する。
MI-6の行政・人事局は、「燃え尽きた」カバーを拒否して、自分の諜報員のための新しい、より有効な「カバー」の獲得方面において、定期的業務を行っている。この際、具体的な作戦実施中、英国諜報部は、しばしば、偽の幽霊会社(旅行代理店、商業代表部、通信社、貿易及び保険会社、会計及びコンサルタント会社等)の創設に向かう。
これらと関連して、一定の関心を提示するのは、彼の駐在武官補の公式の立場とは一致しない活動に対して、1989年にモスクワから追放された英国諜報員ナイジェル・シェークスピアに起こった事例である。数年が過ぎ、シェークスピアは、英国の会計会社の1つの代表としての仕事のために、モスクワに再びやってきた。当時45歳だったシェークスピアが、何故だか、陸軍における昇進を拒否して退役したことに注意が向けられた。間もなく、シェークスピアは、外国会社のセキュリティ問題に従事する英ロ合弁企業の仕事に移った。この際、彼は、危険向上の条件下における企業活動問題に関するコンサルティング分野の専門家となった。1996年、シェークスピアは、ロシア領土から再び追放された。
ディープ・カバーの下で働くMI-6職員は、主として、何れかの地域におけるエージェントの指導、中央とのその連絡の保障、並びに秘密作戦の遂行のために使用される。
諜報部職員の月給は、「クリーンな」外交官又はジャーナリストの月給を余り大きくは超えないが、国外出張期間、MI-6職員は、官庁が作戦費に割り当てる事実上無制限の金額を処置することができる。
■非公表の引用
英国諜報部要員職員の活動カバーとして、コンサルタント会社は、常に、MI-6によりかなり積極的に使用されていた。特別に訓練された要員、国外代表部の枝別れたした機構を有すれば、そのような「カバー」は、外国国家における特務機関の職務上の任務の遂行を極めて有効に可能にする。
そのような会社のシステムにおいて特別な地位を占めているのは、軍事専門家である。そのサービスには、外国の政府及び軍事官庁だけではなく、英国の諜報機関自体も部分的に頼っている。秘密協力のこの形態は、一方では、好ましくない暴露を避けることを可能にし、他方では、情報源の非公式誘致を効果的に保障し、政府に対して予想される政治的紛糾を防止した。何よりも、他国の軍事活動分野について話されている場合はそうである。そのような状況において、ロンドン公式筋は、法により明確にされたその種の職務上の作戦の秘密性を引用して、非公表を引き合いに出す機会を常に有した。
英国諜報部にとって常に最適なカバーとなったのは、例えば、世界各国及び各地域におけるテロ脅威の可能性決定に従事する数少ない民間組織の1つである英国の会社「コントロール・リスクス」である。会社のロンドン本社では、過去、英国特務機関の情報・分析センターで訓練を行ったことがある経験豊富な専門分析官が働いている。彼らは、テロ脅威の段階に応じて、4カテゴリーに分類される欧州、中東、南米、アフリカ及びアジアの71ヶ国の状況を研究している。テロリズムの活発性の観点から最も危険なものに属するのは、バルカン、カフカーズ、アフガニスタン、CIS諸国の大部分、インド、ペルシャ湾諸国及び一連のラテン・アメリカ諸国である。毎日夕刻の報告である安全な旅行の手引が、コンピュータのデータバンクに入力され、コンピュータ通信により、世界の多くの国の多数の顧客に送られる。会社のサービスは、世界の約200人の購読者が利用している。
会社が予測の正しさの完全な保証を与えることができない以上、安全保障問題担当の専門家により、国外出張において指導されるべき一連の専門的勧告が購読者に提案される。その本質は、以下の通りにまとめられる。市街の雑踏地の通りでタクシーを決して止めず、停車を待たずに運転手に支払う必要があり、無監視の状態に荷物を置くな等である。自社の顧客のために、会社は、テロ脅威の危険度によりグループ化された外国航空会社に間する特殊資料を発行している。会社の需要のためにデータを収集しつつ、その職員は、英国諜報部の利益も避けていない。
■「ヘイロー・トラスト」の地雷工兵
80年代末、ロンドンの英国諜報部により、「ホット・ポイント」におけるその活動のカバーのため、人道、非政治、非宗教、慈善組織「ヘイロー・トラスト」(HALO TRUST)が創設された。今日、「ヘイロー・トラスト」代表部のシステムは、チェチェンにおいて公式の立場で活動するMI-6のディープ・カバー支局として使用されている。
会社の定員には、多くの諸国で地雷処理に関するサービスを提供する3,000人以上の専門家が数えられる。沿ドニエストル及びカフカーズにおけるそのサービスの需要と関連して、「ヘイロー・トラスト」の代表が、旧ソ連領土に直接現れたのは、90年代初めからである。特に、南オセチア及びアブハジアは、NATOの区分により、英国諜報部の作戦関連範囲に含められている。この活動分野における会社の評判は、「地雷」サービスの世界市場において十分に高いことを認めるべきである。「ヘイロー・トラスト」の課程で教育される科目の中には、地雷処理自体の外、多くの諸国における住民への工兵業務の教育、並びに地雷対策領域における科学研究業務の実施が含まれる。
通常、「ヘイロー・トラスト」職員は、目的地到着後、特別勧告により、特別に組織された学校での速成教育のために、「現地人の中から」その関係者を集める。爆発物の研究及びその使用に関する特殊訓練のそのような課程は、3ヶ月以下の期間と見積もられた。教育過程においては、教官により、「ヘイロー・トラスト」の教官が活動する各国領土に搬入される特殊機材(装甲車「ボルボ」、防弾チョッキ、地雷探知機、通信手段等)が非合法に使用されている。ロンドンで準備された教育用ビデオ資料は、奪取された敵の多種の軍用弾薬からの自製爆破装置製造の精巧な工作技術、敷設に特に選定された場所へのその秘匿設置及び敵により地雷敷設された施設の地雷除去の教育の際の視覚教材として使用される。必要な範囲で、「ヘイロー・トラスト」の専門家は、化学、数学、金属学及び材料学を生徒に講義している。
「ヘイロー・トラスト」の生徒は、必要な方向に倒せるように、具体的な厚みの支点を破壊できる指向性爆破装置の必要な爆薬量の公式の事前鑑定決定を考慮した建築物の破壊技術の教育を行う。戦闘員の特殊訓練プログラムは、地上へのワイヤー線及びフガス爆弾、並びに無線操作フガス爆弾、破片・指向性地雷に基づき製造されたものを含むトラップ、形態の爆破装置、及びその他の「射撃装置」の設置に充てられる。聴講生は、爆破装置の動作遅延方法及び爆発装置からの簡単な安全規則を教育される。
3ヶ月に渡り、「生徒戦闘員」が地雷問題以外の特殊訓練を行っているのは当然のことである。そのような特殊課程の必修科目の中には、特別に作成されたアンケートによる政治、軍事及び経済情報、並びにそのエージェントが滞在する具体的な地区における作戦状況を特徴付けるデータの収集の習熟に関する課題も存在する。
■ファイルには数百万名
具体的な情報の獲得に狙いを定めた「ヘイロー・トラスト」卒業生のエージェント統制に必要な書面による任務アンケートは、ロンドンで準備される。英国諜報部MI-6の中央機構である任務付与・諜報製品準備局が、これに従事している。
情報文書の保管及び使用の快適さのために、局では、世界の各地域に対するテーマ及びサブテーマに関する特殊番号システムが開発された。類似の機構システムは、あらゆるエージェント及び全諜報作戦の各種局面に係わる文書のためにも存在する。局の情報システムの氏名インデックスには、数百万名が登録されている。電子設備は、事実上、いかなる問題又はデータベースに登録されたいかなる人物に関しても、必要な情報を最短期間で使用者に提供することができる。情報・分析局により、ボタン1つで、秘密区分に従い、数百万ページの必要な文書のコピーを事実上即時に入手することができる自動化マイクロフィルムが広く利用されている。獲得された情報の分析及び予測処理の後、諜報部の最終製品は、発注主に送られる。この局は、常に、質の高い政治分析で定評があった。特に正確である考えられていたのは、近東、アフリカ大陸及びカフカーズ情勢の局による評価である。
公開的なものを含むロシア及びCIS諸国から流れる情報の流れは、局の分析官に対して、重大な問題を提起した。情報の選別を行い、何が詳細な分析を必要とするのか決定することは、既にそれ自体、大きな経験と膨大な作業を要求する。局指導部は、情報収集の代替方法を研究し始めた。諜報部要員職員がアクセスできない施設へのアクセスを有する広範囲な英国産業、商業、専門家その他の者の動員に関する措置が着手されたことが知られている。特に、国の政治及び軍事力がその経済力に著しく依存していることを当然考え、ロシア経済の分析に従事する部の部署が強化された。
課程教育過程において、「ヘイロー・トラスト」が外国の聴講生に奨学金(月300ドルまで)を支払っていることが知られている。課程卒業後、卒業生の一部は、ロンドンの援助を受けている現地武装機構の教官として使用される。彼らの大部分とは、英国特務機関によりエージェント関係が確立されているのは当然のことである。
プーシキン広場の地下街における専門的爆破(それにも関わらず、他のあらゆるものと同様)を、専門家が「ヘイロー・トラスト」で訓練を行ったプロの手によるものと評価したことに、驚くべき事は何もない。今、潜水艦で起こったものを除き、いかなる爆破も彼らのものとすることができる。
http://www2.odn.ne.jp/~cae02800/uk/sis/network.htm