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公立学校での政教分離を考えるシラク仏大統領の諮問委員会は11日、教室でのイスラム教のベールの着用を禁じることなどを柱とした答申を同大統領に提出した。
答申は「宗教や政治的な所属を明示することを禁じる」と述べ、ユダヤ教の帽子の着用も禁じるべきとした。十字架やダビデの星、コーランの一節のペンダントなど目立たないものは認めるとしている。一方、ユダヤ教のしょく罪の祭日やイスラム教の断食月(ラマダン)の最終日を学校の公式な休日に加えるよう求めるなどの配慮も示した。イスラム教の団体はベール着用禁止に反発している。政府内にも「解決される問題よりも新たに生じる問題の方が大きい」(サルコジ内相)と慎重な声がある。シラク大統領は17日に答申を踏まえて立法に着手するかどうか表明する。フランスは伝統的にカトリックの影響が強いが、イスラム教人口が約500万人、ユダヤ教が約60万人と最近は宗教の多様化が著しい。(パリ=奥村茂三郎) (20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20031212AT2M1103S12122003.html