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★地球上には色々な生物がいるものだ。(シジミ)
【参考】http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/693.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20031208ic10.htm
イネなどの植物を枯らす原因になる植物病原細菌「ファイトプラズマ」のゲノム(全遺伝情報)の解読に、東京大の難波成任教授(植物病理学)のグループが成功した。
この病原菌は生物共通のエネルギー源のATP(アデノシン3リン酸)を作る酵素など、不可欠とされる遺伝子すら持たず、究極まで遺伝子を捨て去った生物であることがわかった。米科学誌ネイチャージェネティクス1月号に発表される。
このゲノムは約86万塩基対で、754個の遺伝子があった。生命活動に必要な物質を作る遺伝子のほとんどを失っており、「最少遺伝子の生物」(難波教授)とも言える。その一方で、寄生する宿主細胞から栄養分などを取り込むための遺伝子が数多く存在した。
遺伝情報を構成する大切な核酸も、自らは作らずに宿主から取っており、栄養分の豊富な細胞内に寄生するという特殊環境に適応した形だ。国立遺伝学研究所の小原雄治教授は「生物の生き残り戦略や進化を考える上でも興味深い成果だ」としている。
ファイトプラズマは700種以上の植物に感染し、枯れたり、花が葉になったりする害を及ぼすが、毒素を作る遺伝子は特に見当たらず、必要な栄養分を奪うことで、病気を引き起こすらしい。
(2003/12/8/14:48 読売新聞 無断転載禁止)