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インフルエンザが米各地で猛威
12/06/2003(日本時間)
羅府新報
★コロラド州では死者7人
★今季は全米で7万人死亡の恐れ
インフルエンザ(フルー)が米各地で猛威を振るっている。ロサンゼルスタイムズ紙によると、コロラド州だけで現在までに例年の約3倍の6300人余が感染し、幼児(生後1カ月)から15歳までの計7人が死亡した。
米疾病予防対策センター(CDC)は、12月から3月にかけ今季は例年の2倍の7万人以上がインフルエンザまたはそれが引き起こす病気で死亡する可能性があると警告している。昨季は11万4000人が感染し3万6000人がフルー関連症状で死亡している。
今季の流行はインフルエンザA型が中心で、犠牲者の多くが幼児や高齢者、さらには何らかの慢性病を持つ人に集中している。
コロラド州以外ですでに死亡者が報告されているのは、テキサス州3人、ワシントン州3人、ニューメキシコ州4人。また、アリゾナ州やネバダ州、テネシー州やペンシルベニア州など他7州でも例年以上の感染が起きている。
一方、南カリフォルニアでは、現在までにオレンジ郡で約40人の感染が報告され、うち半数が5歳以下の幼児だという。マーク・ホートン医師は、防御の決め手は毎年予防接種を受けること」と呼びかけている。
ロサンゼルス地域でも予防接種に関する問い合わせは保険局まで、電話800・564・8448。