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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が先日、イラク現地を訪問してきた国会調査団議員6人と会った席で、「後になって問題になる可能性があるため、明確に記録を残して欲しい」とし、「イラク派兵に経済的実益がないという点をはっきりさせる」と話したという。
それから盧大統領が明らかにした派兵の理由は、「北核問題のためにも韓米関係を強固にする必要がある。これが今回の派兵の最も重要な根拠」だとした。
結論から言えば、イラク派兵に対する大統領の認識が本当にこのようなものであるなら、このような派兵はしない方がましだ。
大統領の論理通りであるなら、いつどんな危険が起こるか分からないイラクに派遣される韓国の若い将兵3000人は韓米間の良い関係を維持するために仕方なく送られる“生贄”ということになる。
しかし現在、韓国の誰ひとりとして、韓国の若い息子、娘たちが米国の圧力のために危険地域に送られることを望んでいない。本当にその理由しかないとすれば、大統領は体当たりで強要された派兵を阻止し、その後、韓国が直面するすべての状況に対し全的に責任を負えばよいことだ。
派兵の真の名分と理由は、現政府が今年10月に派兵を決定する際に明らかにしたように、イラクの速やかな平和定着と戦後再建を支援するためのものでなければならない。現政府も事ある度に「派兵はイラクの平和と再建のためのこと」と強調してきた。
この過程で重要な考慮の対象が、韓国の唯一の同盟国である米国の要請を受け入れることによって、一方的な“受け入れ”のレベルにとどまっていた韓米関係を相互的な関係に発展させ、北核問題などでの協調を更に円滑にしようということだ。
国際社会の助けで韓国戦争の被害から立ち上がり、再建に成功した韓国の大統領が派兵問題をめぐって「経済的実益がない」云々しているのは計算だけが先走っているようで、聞き苦しい。
盧大統領は自分の正直な派兵感を明らかにし、その結果についても堂々と責任を取る姿を見せなければならない。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/12/04/20031204000042.html