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「沈黙」の踏み絵はどこへ 長崎市の資料館閉鎖
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003nov/30/CN2003113001000165G1Z10.html
長崎市の観光スポット「南山手十六番館」(同市南山手町)内にある歴史資 料館が30日、経営不振で最後の日を迎えた。作家の故遠藤周作氏が小説「沈黙」を執筆する契機となった「踏み絵」など約3000点の資料の行方は決まっていない。
資料館は同日夕まで開かれたが、閉鎖準備作業のため、訪れる客も少なかった。職員の1人は「踏み絵を一目見ようという文学ファンも毎年必ず訪れていた。閉鎖は残念でなりません」と寂しそうに話した。
閉鎖計画が突然明らかになったのは23日。十六番館内の飲食店の食事が原因で、修学旅行生ら計700人以上が食中毒になり、運営会社の野口博利社長が謝罪会見。資料館、飲食店、土産物屋など館内施設すべての廃業を発表した。
野口社長は「修学旅行生が沖縄などに取られ、ここ数年は2−3割ずつ客が減った。閉鎖は食中毒が起こる前から決まっていた」と説明する。
写真=作家の遠藤周作氏が「沈黙」を執筆する契機となった「踏み絵」=11月23日、長崎市南山手町の歴史資料館