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中国陜西省西安市の秦の始皇帝陵(東西345メートル、南北350メートル)を、同省文物考古研究所と中国地質調査局が、電気探査などのハイテク技術で調査した結果、墳丘の地下約30メートルの地点に巨大な「地下宮殿」や墓室が存在することを28日までに確認した。地下宮殿の存在はこれまでのボーリング調査などで予測されていたが、具体的な規模や構造が判明したのは初めて。飯島武次・駒沢大教授(東洋考古学)は「世界最大の『地下宮殿』であり、これまでの調査を一歩前進させた」と評価している。
始皇帝陵の発掘は、巨額の費用がかかる上、保存技術が不十分なため、実現の見通しは立っておらず、今回は始皇帝陵の保護計画を制定するための調査という。
同研究所などによると、地下宮殿は東西170メートル、南北145メートルの規模で、中央には石灰岩でつくった墓室(東西80メートル、南北約50メートル、高さ15メートル)があるとみられる。
また、地下宮殿には大量の水銀が流し込まれていたことも判明。司馬遷の史記には始皇帝陵について「水銀の川や海がある」との記述があり、これを裏付ける結果だ。
このほか、墓室を守るように周囲には厚さ16〜22メートルの頑丈な壁が巡らされており、内部の墓室は壊れていないとの測定結果も出た。
同研究所の秦始皇陵考古隊の段清波隊長は「始皇帝陵の研究に初めて総合的な科学的データを提供した」と話した。
調査は昨年11月から実施。地表から電流を地中に流し、地下の構造物や地層の変化で異なる導電率を計測する方法など地球物理学のハイテク技術を応用して行われた。(上海・共同)(毎日新聞)
[11月28日23時20分更新]