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★この記事では「6千年前のロシアの遊牧民の言語が起源とする定説を覆した。」と書かれているが、印欧語族アナトリア起源説も近年有力だった筈だ。(シジミ)
http://www.asahi.com/science/update/1127/001.html
中央アジア、インドから欧州ほぼ全域にまたがる大言語グループ「インド・ヨーロッパ語族」の起源が、約9千年前のトルコの農耕民族の言語にさかのぼることが、共通単語の多さにもとづく言語間の近縁関係の分析により有力になった。DNA配列の類似度から、生物種が枝分かれしてきた道筋を明らかにする系統分析を応用した成果。27日付の英科学誌ネイチャーで発表される。言語研究の手法に一石を投じそうだ。
取り組んだのは、ニュージーランド・オークランド大のラッセル・グレー博士ら。6千年前のロシアの遊牧民の言語が起源とする定説を覆した。
印欧語族の87言語を対象に、基本的な2449個の単語について、互いの間に共通語源を持つものがどの程度あるかを調べ、言語間の近縁関係を数値化した。
これをコンピューターで統計処理し、「言語の系統樹」を作成。時間軸は、考古学などから得られた年代も参考にしてはじき出した。
この系統樹によると、まず約8700年前、トルコ付近にいた農耕民族「ヒッタイト」の言語が登場した。その後、7千年前までに、ギリシャ語を含むグループやアルメニア語を含むグループが分かれ、5千年前までに、英・独語、仏語などにつながる数グループができた。
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<言語の進化に詳しい新潟大の大西耕二・助教授(進化生物学)の話> 生物学の最新の系統分析の理論を言語学に応用することは、10年ほど前に発案されたが、本格的に適用されたのは初めて。今後の比較言語学の研究の方向に影響を与える成果だ。
(11/27 03:01)