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【シドニー山本紀子】生きた羊の輸出に反対するオーストラリアの動物愛護団体が、出港前の羊に豚肉のハムを食べさせ、中東への輸出妨害を図っていたことが20日、明らかになった。イスラム教徒は教義上、ブタ肉を食べることが禁じられており、これを悪用した。豪検疫当局は輸出を差し止め、メンバーは逮捕されたが、団体は「抗議活動が実った」と勝利宣言を出した。
この団体は「アニマル・リベレーション」。AAP通信によると、メンバーの男性(40)が、ビクトリア州の港で出港を待つ約7万頭の羊に、ハムを食べさせた。
豪州は、BSE(牛海綿状脳症)発生を防ぐため、家畜に肉を与えることを禁止しており、違反すれば2年の懲役及び約180万円の罰金が課せられる。何匹の羊が「汚染」されたかは明らかでない。
輸出業者は「とんでもないことをしてくれた」と苦い顔だが、愛護団体は「羊は輸出を免れた。すばらしい結末だ」とコメントを発表した。豪州は年間約600万頭の羊を輸出しており、イスラム諸国も「得意先」だという。
[毎日新聞11月22日] ( 2003-11-22-20:43 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031123k0000m030051000c.html