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http://www.asahi.com/culture/update/1121/003.html
長野県茅野市の「尖石(とがりいし)縄文考古館」が所蔵する縄文時代中期(5000〜4000年前)とされてきた線刻画が、現代人の手で描かれた「偽物」と判明した。
タテ30センチ、ヨコ18センチ、厚さ7センチの安山岩に、弓を引く人物の絵が細い線で彫られている。67年に住民が尖石遺跡の近くで拾って同館の前身の尖石考古館に持ち込み、縄文時代のものと認められて69年から展示されてきた。
ところが、弥生時代の有名な銅鐸(どうたく)(伝・香川県出土)に描かれた図柄と酷似しているとの指摘を受けた縄文考古館が今年1月から検討を重ねた結果、不明確な出土状況、同時期の遺物に類例がないこと、石の表面は風化しているのに線刻は新しく汚れてもいない、などを根拠に捏造(ねつぞう)と断定した。
捏造を指摘した国立歴史民俗博物館の春成秀爾教授は「銅鐸の絵をそのまま写して、ナイフなどで彫ったようだ。出どころが怪しいものにはより観察を慎重にしなければならない」と話している。
尖石遺跡は八ケ岳南西にあり、縄文集落研究の先鞭(せんべん)をつけた遺跡として有名。 (11/21 15:39)