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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031121k0000m040166000c.html
睡眠や臓器の働きなどを24時間周期でコントロールする「体内時計」の機能を担う脳の一部が働く仕組みを神戸大などの研究グループが突き止めた。個々の神経細胞だけでは一定の時を刻めず、数千個の細胞が互いに連絡し合って一定のリズムを生み出していた。体内時計の乱れの解明に役立ち、不眠症などの睡眠障害の治療への応用も期待される。21日付の米国科学誌「サイエンス」に発表される。
体内時計の役割を担っているのは、脳の視床下部にある「視交差上核」と呼ばれる部分。同大大学院医学系研究科の岡村均教授と山口瞬助教授らは、ホタルの光のもとになる物質の遺伝子を組み込み、時計遺伝子が活発に働く時に神経細胞が光るマウスを作成。超高感度の顕微鏡を使い、24時間周期で視交差上核の光の強さが変化していることを確認した。
視交差上核に神経細胞間の信号伝達を妨げる物質を投与すると、時計遺伝子の働きが弱くなり、6、7日後には個々の神経細胞が光る周期がばらばらになった。このことから岡村教授らは、神経細胞同士で互いに連絡しあって一定のリズムで時を刻むよう働いていると結論づけた。【根本毅】
[毎日新聞11月21日] ( 2003-11-21-04:00 )