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(回答先: 「謝罪で済まぬ」と怒り=ハンセン病原告団−熊本のホテル宿泊拒否問題(時事通信) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 20 日 04:12:25)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031120-00000025-nnp-kyu
ハンセン病は国内では過去の病気だ。国は感染症にも指定していない。国内の新たな患者の発生は年間数人で、それも二十年も三十年も前に感染していた高齢者が何かの要因で発症したケースだ。もし発症したとしても、早期治療で後遺症を残すことなく治せるし、心配する必要はない。
何より、ハンセン病の原因である「らい菌」は感染力は非常に弱い。一緒に風呂に入ろうが、抱き合おうが感染することはない。事実、全国のハンセン病療養所の職員で感染した人はゼロだ。免疫機能が未熟な乳幼児の感染を心配する向きもあるようだが、それは貧困で栄養状態が悪い途上国のこと。乳幼児であっても、国内で感染する可能性はまずない。しかも、療養所の入所者の99%は「元患者」。そもそも保菌者ではないので、感染はあり得ない。「らい菌」は皮膚や末梢(まっしょう)神経を冒すが、比較的低温を好むので、体温の低い手足や顔などが変形しやすい。しかし、そうした元患者らの外見は単なる後遺症で、細菌に感染した痕跡という点でニキビの跡と同じだ。
私は昭和四十年代、菊池恵楓園(熊本県合志町)に毎週、診療に行っていた。なぜ人は外見で差別してしまうのか、今回の問題を悲しく思う。市民にはハンセン病を正しく理解し、偏見が元患者らを苦しめていることにぜひ思いをめぐらせてほしい。 (談)(西日本新聞)
[11月20日2時15分更新]