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http://backno.mag2.com/reader/BackBody?id=200311110950000000083496000
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■■■ ムンバイで世界社会フォーラム開催へ
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■ 世界の環境ホットニュース(GEN)280号 ■■
転載歓迎 2003年11月11日 ■■■
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おお朋だちよ いっしょに正しい力を併せ われらのすべての田園とわれらのす
べての生活を一つの巨きな第四次元の芸術に創りあげようではないか
――宮澤賢治「農民芸術概論綱要」
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このメールマガジンで、昨年初めも今年年頭にも、世界社会フォーラムのことを
お知らせしました。今年の初めにはインドのハイデラバードでアジア社会フォー
ラムも開かれました(下段参照)。
これまでブラジル南部のポルトアレグレで開催されて来た世界市民の連帯集会が、
来年はインド南西部のムンバイ(ボンベイ)で来年1月に開かれることになりま
した。日本からも「アタック日本」「ピースボート」などの団体を中心に、参加
の準備が着々と進んでいるようです。今年のポルトアレグレには世界中から10万
人の参加がありました。また昨年秋にイタリアのフィレンツェで開かれたヨーロ
ッパ社会フォーラムの時には100万人が集まって反戦デモを行っています。
今年の討議内容として予定されているのは、次の通りです。
?帝国主義とグローバリゼーション
?家父長制
?軍国主義と平和
?コミュナリズム(宗教上の派閥主義、原理主義等)
?カーストと差別
ブッシュのアメリカは今イラク占領がうまく行かず、アメリカ国内でも急速に批
判が高まっています。公然とブッシュを批判する記事がどんどん出始めている段
階に来ているようです。ブッシュの政策に強く立ち向かって来た世界社会フォー
ラムが今、大きな影響力を発揮し、先日のメキシコ・カンクンのWTO会議が決
裂に終わったのは記憶に新しいところ。ムンバイでも、今まで以上の広がりを持
った集会が開かれることと期待します。
今年の元旦にお送りしたものをご参考までに、以下に再掲しておきます。
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世界の環境ホット!ニュース(GEN) 167号
<転載歓迎> 2003年1月1日 別処珠樹
あすの朝、ハイデラバードで
なんぢの剣をもとに収めよ
すべて剣をとる者は剣にて亡ぶるなり──新約聖書マタイ伝
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みなさん、いい新年を迎えられましたか。けさは年賀状がわりの発信です。こ
のメールマガジンを構想したのは昨年の一月一日でした。それから一年、号数
を見ると167となっています。号外もかなり出しましたから、年間では二日
に一度のペースで出し続けたことになります。
さて、明2日から7日までインド中部のデカン高原にある都市ハイデラバード
で新しい希望に満ちた集会が開かれます。「アジア社会フォーラム」です。こ
れは2001年の1月にブラジルのポルトアレグレで第1回が開かれた「世界
社会フォーラム」のアジア地域版です。
昨年1月におなじくポルトアレグレで開かれた第2回の「世界社会フォーラム」
には、世界中から5万人の人々が集まり、ノーム・チョムスキーの基調講演を
はじめ、イマニュエル・ウォーラーステインなども参加し、大成功だったと伝
えられています。グローバリゼーションでどんどん状況が悪化しつつある開発
途上国の環境問題をはじめ、アメリカの戦争政策の問題、今後の経済の基調と
なるべき「参加型経済」の問題などが討議されました。
その後、この社会フォーラムの運動は大きな展開を見せ始めました。11月に
イタリアのフィレンツェで開かれた「欧州社会フォーラム」の際には、イタリ
ア市民も参加して100万人がデモ行進したと報じられました。イタリア国内
ですでに160の社会フォーラムが作られています。その他オーストラリア、
欧州各地、アフリカ、インドなどでも社会フォーラムがぞくぞく立ち上げられ
ています。
▼ http://www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/wsf.html
これからの世界のあり方を変える可能性を持ち始めた「社会フォーラム運動」
とは何か。ポルトアレグレで制定された「世界社会フォーラム憲章」の骨子を
次に掲げることにします。全文の訳もいずれサイトに掲げる予定です。
(この骨子の文章は、まだ十分練っていません。あくまで仮に全体像を把握し
てもらおうというものですので、ご了承ください)
代表者をおかず、権力・権威の集中を排する姿勢が貫かれていることがわかり
ます。これは過去の運動の反省から出されたものでしょう。
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世界社会フォーラム憲章(概要)
1 会議は公開で行う。互いに考えを深めたり、アイデアを民主的に討議して、
提案をまとめたり、経験を自由に交換したりする。人間同士の豊かなつながり
や、人間と地球の実り多い関係を築く地球社会を創造する。
2 「もう一つの世界が可能だ」という合言葉にもとづいて、もう一つの世界を
追求し建設する永続的な運動である。
3 全世界で運動を進める。この一環として開かれる地域の会議も、すべて国際
的な広がりをもつ。
4 グローバリゼーションの進行に反対する。巨大多国籍企業の方針、国家・国
際機関がこれらの企業の利益に奉仕するために一緒に出しているグローバリゼ
ーションの政策に反対する。
5 市民の組織や運動体だけが集まり、互いに連携を結ぶ。しかし世界の市民全
体を代表するものではない。
6 世界社会フォーラムという団体を代表して会議を開くことはない。だれかが
いずれかのフォーラムの代表者として権威を持つこともない。フォーラム自体
が権力の座を形成するとか、参加する組織や運動が交流したり行動したりする
ための唯一の場所を目指すとか、そういったものではない。
7 フォーラムの会議に参加する組織の団体やグループが、会議において単独で、
あるいは他の参加者と協力して、宣言をだしたり行動に関する討議をしたりす
る権利を保証する。
8 多元的かつ多様であることを原則とし、信条の違いをこえ、政府機関や政党
とは関係をもたない。もう一つの世界を打ち立てるため、中央集権でないやり
方で、地域から国際レベルまで、具体的な行動に携わる組織と運動を連携させ
る。
9 常に開かれたフォーラムでありつづける。参加することを決めた組織や運動
の関わり方や行動の多様性に対しても開かれている。憲章にもとづきさえすれ
ば、どのようなジェンダーや民族性、文化、世代、身体の能力などに対しても
開かれている。政党や軍隊組織の代表者は参加することができない。この憲章
の条項を受け入れた政府指導者や議員は、個人の資格で参加することができる。
10 経済・発展・歴史を全体主義的・還元主義的にみる見方にはすべて反対する。
社会を統制するため国家が暴力を使うことにも反対する。人権の尊重、真の民
主主義の実践、参加型民主主義、平和な関係を支持し、民族間・ジェンダー間
の平等を支持する。また一人の人間の他の人々に対するあらゆる支配・服従関
係をみとめない。
11 参加者がよく考え、その結果をガラス張りでみんなに提供する思想の運動で
ある。資本による支配の機構と手段、そうした支配に抵抗し克服する手段と行
動について特によく考える。資本主義のグローバリゼーション過程が、人種差
別・性差別・環境破壊をともなって進めている、排除と社会的不平等の問題を
解決するため、代替案を創造する。
12 経験を交換する枠組みであり、参加各組織や運動団体が互いに理解・認識を
深めるのを奨励する。
13 公共の組織や私的な組織・運動の国内外の関係を創造・強化し、国家が用い
る暴力に対し非暴力の抵抗を組織する。
14 いま私たちは連帯して一つの新しい世界を創造しつつある。そのために必要
な地域レベルから一国レベル、国際レベルにいたるまでの行動を参加組織や運
動団体が実現できるよう力を与え合うのが私たちの運動の進む過程である。
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