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(回答先: Re: 作家・下田治美氏「派遣社員は奴隷」裁判で訴え 18日に長男“いじめ”事件の第1回口頭弁論 投稿者 じろうさぶろう 日時 2003 年 11 月 16 日 00:21:02)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/4444/surf-a1.html
.2重の支配関係の現出
ヨドバシカメラにとっては、2重派遣構造によって、1円も使うことなく他社の社員を利用して販売をし、利益をあげることができるうまみがある。他方、DDIにしてみれば、自社の社員を派遣しなくてすみ、ヨドバシカメラに金を払ってさえいれば、自社の利益があがるといううまみがある。しかし、DDIにはヨドバシカメラに対し、自社の商品を売らせて貰っているという弱みがある。必然的にヨドバシカメラの意向には従わざるを得ない側面が出来る。この側面の問題はDDIとの間で派遣契約を結び、派遣社員を派遣するする事によって利益をあげる。だとすれば、ヨドバシカメラの意向に添わないことには、DDIの不利益に繋がり、それは、ひいては派遣会社の不利益につながる。派遣会社はDDIに嫌われれば、派遣を打ち切られるおそれがあるからである。このような構造下においては、ヨドバシカメラ、DDI、派遣会社という2重の支配関係が現出するのである。
2.暴力体質を生む背景
この支配関係の現出によってそれぞれの当事者は、派遣社員の取り扱いにおいてどのようなことをするであろうか。
(1) ・・・(略) ヨドバシカメラにしてみれば、2重の支配関係となる2重派遣構造には、1円も使うことなく他社の社員を利用して販売ができるうまみがある。このうまみを利用しようとすれば、ヨドバシカメラの正社員による派遣社員の服従関係を現出させる。利益をあげようとし、また、自らの裁量を思う存分発揮するため、ヨドバシカメラの社員は、派遣社員を思う存分働かせようとすることになる。いわゆる「こき使う」状態である。ここから生まれるのは、派遣社員の立場の徹底的な軽視である。
このことは、現にAが体験した事実にあらわれている。ヨドバシカメラの社員が、派遣社員の悪口を言いたい放題であったり、私物を買いに行かせたり、一方的な注意、時には暴力的行為までといった八つ当たりをしたり、最終的にはクビにするか否かまで自由に出来る事をAは目撃・体験している。
がでこの派遣社員に対する蔑視こそが、直接の暴力・他社の暴力を容認することに直結しているのである。現に、ヨドバシカメラは、社員の派遣社員への暴力を誰も止めないし、後から批判もしないのである。後述する第2の暴行で、Aに暴行を奮ったヨドバシカメラの長谷川マネージャーは別の派遣社員にも暴力をふるったことがあり、ここにヨドバシカメラの日常的な暴力的体質があらわれている。
(2) ・・・(略)
3.小括
このように、この2重派遣構造によって生まれる2重の支配関係は派遣元、派遣先における、恒常的な暴力的体質を各企業に生む。だから、暴力が起こることも、関係各社内では、当然のこととして受け止められている。
現に、後述する第1の暴行事件では、誰も暴行を止めようとはしていないし、DDIも、後述する第4の暴行の結果、Aの受けた傷を見ても、そのことをとがめもしない。第2の暴行でAが傷を負ったことは、ヨドバシカメラでは全く問題にされていない。(後略)