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http://www.asahi.com/international/update/1114/004.html
オーストラリア・タスマニア島の渓谷で、原生林の保護を訴える環境団体がユーカリの古木に登り、地上65メートルの樹上に「監視基地」を設けた。12日から泊まり込みを始めた。
現場のスティックス渓谷の天然木は、製紙用のチップにして年間500万トン余が輸出され、大半が日本向け。
豪の環境団体ウィルダネス・ソサエティーの幹部によると、原生林の伐採でオナガイヌワシなど希少な野鳥や動植物の生態系も破壊されているという。伐採を禁じ、一帯を国立公園として保全するよう求めている。
環境保護団体グリーンピースなどの活動家らが床や天幕で「基地」を設けた木は樹齢400年、高さ83メートル。豪や日本、ドイツ、カナダの活動家7、8人が寝泊まりする。
一方、タスマニア林産業者協会は「原生林の古木は寿命が尽きかけているものばかり。製紙用の木材チップに利用する以外に用途はない」と反論している。 (11/14 03:00)