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米海軍がジェット機並みの騒音を出す潜水艦探知の新型低周波ソナーを日本近海に限定して使用する問題で、太平洋艦隊司令部(ハワイ)は12日までに、琉球新報社の質問に回答し「最新の超静動ディーゼル潜水艦の脅威が最も大きい西太平洋地域での試験と訓練を優先している」と説明、中国や北朝鮮の潜水艦の動向を把握するには日本近海での使用が不可欠だとの見解を示した。
指摘されるクジラやイルカなど海洋ほ乳類への悪影響については「科学調査を実施したが、海洋生物に与える潜在的影響はほとんどない」と答えている。
また同司令部は、新型低周波ソナーを搭載している艦船は、9月に那覇軍港や勝連町のホワイトビーチに寄港した米海軍海上輸送部隊所属の音響測量艦コリーシュエスト(1,597トン)であることを正式に認めた。
日本近海での使用実施時期については「将来の作戦計画は政策上、答えられない」と言及を避けている。
さらに司令部は、低周波ソナーを1998年にハワイ、今年にグアムで使用したとして「試験や訓練を実施した場所で海洋生物に悪影響を与えた事実はない。2年間で1000万ドル(約10億8000万円)をかけて科学調査を実施したが、海洋生物に与える潜在的影響はほとんどなく、生物的な影響は極めて小さい」とし、海洋生物への影響を否定した。
一方、2000年3月にはバハマ諸島、02年9月にはカナリア諸島でソナーの使用時期にクジラが集団死している。
◇新型ソナー使用中止を県に申し入れ/ジュゴン監視団
沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団(東恩納琢磨団長)の代表は12日、県に儀間朝昭知事公室次長を訪ね、米海軍が日本近海に限定して使用する新型の低周波ソナーについて、日米両政府に使用中止を求めるよう申し入れた。
監視団は「新型ソナーは海洋ほ乳動物やウミガメの脳や鼓膜に大きな影響を与えるとして、米国内で法廷論争が繰り広げられた。世界中の海域で使用制限しながら、沖縄周辺海域のみ使用するとしたことは米国の軍事優先政策そのものであり、断じて承服できない」と訴えた。
儀間次長は「情報収集に努めている。新型ソナーが海洋生物などへの影響で使用が禁止されているのであれば安全性で問題がある。日本近海で使用されるのは不公平であり、容認できない」と述べ、情報収集をした上で県としての対応を決めることを説明した。(
[11月13日10時9分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000014-ryu-oki