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(回答先: カルタゴと日本 ■歴史の玉手箱■ 投稿者 エンセン 日時 2003 年 11 月 08 日 03:17:26)
>ローマの事前許可のない戦争開始は、条約違反でした。
>ローマは、カルタゴに対して、突然宣戦布告をします。
>驚いたのは、カルタゴです。ローマの許しを得ようと、300人の貴族の子供を人質に差し出します。しかし、8万人の世界最強のローマ兵が、上陸し、カルタゴに進軍します。
>カルタゴの使者が、「どうすれば、許していただけるのですか?」とローマの司令官に聞きます。
>「全ての武器を差し出せ。」司令官は、答えます。
>カルタゴは、20万人分の鎧、投げやり、投げ矢、2000の石弓を司令官に差し出します。
>すると、司令官は、最後の要求を使者に言い渡します。
>我々は、カルタゴの街を根こそぎ破壊することを決めた。
>カルタゴ人には、今の街より10マイル内陸部に
>新しい居住地帯を造ることを許可しよう。
>使者からローマの意向を聞いた20万人のカルタゴ人は、驚愕して、嘆き悲しみ、最後に激怒します。
>「こんなひどい仕打ちがあろうか。街を破壊するだと。
内陸部に引っ込めだと。どうせ死ぬなら戦って死のう!」
>カルタゴ人は、丸腰で戦う覚悟を決めます。返事の猶予期間の30日間、密かに戦争準備がすすめられます。
>武器職人は、連日徹夜で武器を作ります。
>若い女性は、長い髪を元から切って石弓の弦が作られます。
>こうして、始まったのが、第三次ポエニ戦争でした。
(戦争というより、ローマによるカルタゴの民族浄化です。)
>カルタゴは、ここで奇跡的な粘りを見せます。なんと丸腰で三年間ローマの猛攻を食い止めたのです。
>しかし、戦闘と飢えと疫病で、20万人のカルタゴ市民は、10万人に減ります。
>そして、ついに、ローマ兵は城壁を破り、街へ進入します。
女、子供までがレンガを投げて抵抗しますが、5万人が虐殺されます。
>ビュルサの砦に逃げ込んだ5万人のカルタゴ人は、オリーブの枝を掲げて投降します。
彼らは、一部が処刑され、残りは奴隷として売られます。
>カルタゴの街は、十数日燃えつづけ、灰は1メートル積もります。カルタゴの復活を恐れたローマ人は、この地に塩を撒き不毛の土地にします。
今のイスラエルのアラファトへの対応や今回のイラク戦争ともよく似てる。アメリカ、イスラエル、やり方はずっと一緒か。ナチスは悪く言われてもローマはあまり悪く言われないが、大した差はないかもな。
これが日本の未来だとは思いたくないが、今は難しい転機だ。日本人はカルタゴをよくよく考えるべき時期なのかも知れない。