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インド政府が、欧州連合(EU)が開発を進める衛星測位システム「ガリレオ計画」への参加をEUに打診していることが、6日明らかになった。30個の衛星を使って自動車や船のナビゲーションサービスを行うガリレオ計画には10月末に中国が外国政府として初めて開発への参加を決めたばかり。インドが開発への参加を決めればEU・中国・インドの3極の連携による開発態勢が整うことになる。
欧州委筋によると、10月末、EUのデパラシオ副委員長と会談したインドのシンハ外相が参加への関心を表明した。欧州委は、ガリレオ計画の詳細を説明するため6日、代表団をインドに派遣。11月末に予定されているEU・インド首脳会議で交渉開始に合意し、来春の調印をめざす考えだ。
中国はガリレオ開発の共同企業体に2億ユーロ(約260億円)を出資する考えを表明しているが、EU筋はインド側に中国を上回る3億ユーロの出資を要請している模様だ。
中国に続いてインドの参加が決まれば、全地球測位システム(GPS)を持つ米政府の市場独占がほぼ崩れることになる。中国、インド、拡大EUを合わせて人口30億人近い巨大市場の誕生によって計画の採算性が向上するのも確実だ。
EU側にはソフト開発でのインドの貢献を見込んでいる一方、インド側にも交通量把握や農業収穫量の予測など多様な用途への期待があると見られる。
EU筋は5日、「韓国、イスラエルも関心を示している」と同計画への理解が各国に広がりつつあることを強調した。欧州委は12月初めに日本に代表団を派遣し、政府、産業界に状況を説明する予定だ。
[11/06 19:55]
http://www.asahi.com/international/update/1106/009.html