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【ワシントン3日共同】約2億5000万年前に起こった史上最大の生物大絶滅は、海にすむ細菌がつくり出した有害な硫化水素が一因だったとする新説を米ペンシルベニア州立大や東京大などのグループが3日、米地質学会で発表した。
この大絶滅が起きたのは古生代と中生代の間で、生物種の95%が絶滅したとされる。原因はよく分かっていない。
加藤泰浩東京大助教授(地球環境学)が岐阜市の金華山の地層から採取した試料をペンシルベニア大のリー・クンプ教授らが分析。大絶滅の時期に硫黄を栄養源にする細菌の活動が非常に活発だった証拠を見つけた。
グループは「この時期には海水中の酸素濃度が低下したことが分かっており、酸欠状態になった海の中で、硫黄を栄養源にする細菌が大量増殖した」と指摘した。
海水が酸欠状態になると、東京湾で発生する青潮のように、この種の細菌が増えて硫化水素をつくるため、硫化水素濃度が高まる。
このことから、グループは、硫化水素が海水中から大気中にも放出され、多くの生物が死んだとみている。(共同通信)
[11月4日10時56分更新]