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<イタリア>ベルルスコーニ首相のメディア支配に批判
【ローマ井上卓弥】国内テレビ網の9割を実効支配するイタリアのベルルスコーニ首相に対し、「報道の自由」を掲げる国際社会の風当たりが再び強まっている。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部・パリ)が20日発表した「自由度」格付けで、同国は166カ国・地域中53位と先進7カ国(G7)の最下位にランクされた。欧州議会も近く伊メディアの実態調査に着手する意向だ。
ベルルスコーニ首相は一族の持ち株会社などを通じ、民放3局のほか大手紙や出版社などを保有する「メディア王」として知られ、一昨年5月の総選挙以前から「公益と私益の混同」に対する疑念が広がっていた。首相就任後は国営放送RAI3局への人事権を確保して影響力を行使する一方、今夏にはメディア所有の規制緩和法(メディア新法)を成立させ、企業買収による他分野への進出も可能にした。
格付けでRSFは、ベルルスコーニ首相を名指しし「公私混同が解決されないばかりか、(新法により)報道の多様性も深刻な脅威を受けている」と厳しく批判。イタリアを前年の40位から降格させた。
一方、欧州議会の左派系会派代表者も23日、議会内委員会でイタリアのメディア独占状況について実態調査を行うことを明らかにした。(毎日新聞)
[10月25日10時18分更新]
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/murder/