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旧ソ連正当化の70年前記事を自己批判 NYタイムズ紙
http://www.asyura2.com/0311/bd31/msg/436.html
投稿者 【朝日新聞記事】 日時 2003 年 10 月 25 日 16:49:08:myKHhz/j4H2Ow

(回答先: 受賞取り消しが相当と米紙 70年前のピュリツァー賞 投稿者 【共同通信記事】 日時 2003 年 10 月 24 日 22:47:01)


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http://www.asahi.com/international/update/1024/014.html

旧ソ連正当化の70年前記事を自己批判 NYタイムズ紙

23日付の米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、30年代にスターリン統治下にあった旧ソ連に送った同紙特派員の報道内容を外部の専門家に調査させた結果、「バランスを欠いていた」という結論に達したとして、当時受賞したピュリツァー賞を取り消されても当然だとする自己批判の記事を掲載した。

同紙によると、調査対象となったのは旧ソ連に特派され、32年に同賞を受賞したウォルター・デュランティ記者。57年に死亡している。

発端はウクライナ系米国人からの抗議だった。当時旧ソ連の一部だったウクライナでは、32年と33年に何百万人ものウクライナ人が飢え死にしていたのに同記者はそれを報じなかったとして、同賞の事務局に授賞の取り消しを申し入れた。事務局から今年7月に見解を求められたタイムズ紙は、コロンビア大学のマーク・フォン・ハーゲン教授(ロシア近代史専門)に調査を依頼した。

ハーゲン氏はタイムズ紙への報告書で、受賞の対象となった31年の報道について「残酷で荒廃した体制を正当化するソビエトの言葉を無批判に受け入れた」と断定。「読者にとっても、よりよい暮らしを求める旧ソ連の人々の歴史的な経験にとっても損害だった」と指摘したと、同紙は記事の中で明らかにした。

報告書は賞の取り扱いについての言及はなかったが、同紙の取材に対しハーゲン氏は「ニューヨーク・タイムズの歴史に残る汚点だ」と述べ、取り消しが当然だとの見解を明らかにしたと紹介している。

(10/24 21:55)
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