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2003年10月21日
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031022k0000m040072000c.html
ニュートリノ実験:C評価に「理解できない」 小柴氏が異議
文部科学省が進めている素粒子・ニュートリノ実験の前倒し計画を、政府の総合科学技術会議が最低のC評価としたことについて、ニュートリノ観測でノーベル賞を受けた小柴昌俊・東京大名誉教授は21日、同会議に対し、「寝耳に水で愕然とした。理解できない」と異議を唱えた。
この計画は、高エネルギー加速器研究機構などが建設している「大強度陽子加速器施設」(茨城県東海村)で人工的にニュートリノを作り、東京大の観測施設「スーパーカミオカンデ」(岐阜県神岡町)に向けて発射し、ニュートリノの詳しい性質を調べるのが目的。07年度から4年間で建設する予定だったが、小柴さんが遠山敦子・文科相(当時)に前倒しを申し入れ、同省が来年度の概算要求に約8億円を盛り込んだ。
しかし総合科学技術会議は、加速器施設の建設が遅れており、ニュートリノ施設の建設を急ぐ必要はないとして4段階で最低のC評価とした。
この日、同会議を訪れた小柴さんは「海外からも研究に参加したいという声が寄せられている」などと研究の意義を語った。これに対し同会議の井村裕夫議員は、「計画に見直すべき内容があるためで、ニュートリノ研究自体は否定していない。今後の文部科学省の対応を見たい」と理解を求めた。【田中泰義】
[毎日新聞10月21日] ( 2003-10-21-20:05 )
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