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中性子星の内部再現 質量の仕組み、解明へ一歩 日本チーム世界初成功水
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031020/mng_____sya_____009.shtml
星が進化の末にたどりつく中性子星の内部に匹敵する超高密度をつくることに、岩崎雅彦理化学研究所主任研究員らのチームが世界で初めて成功した。物質の基本粒子クォークが九個、狭い空間に詰まった状態で、密度は水の約千兆倍に当たるという。中性子星の研究だけでなく、陽子や中性子の質量を生み出す仕組みの解明にも役立つ成果として注目される。
同チームは高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の加速器を使い、絶対零度(セ氏零下二七三・一五度)近くに冷やした液体ヘリウムにK中間子という粒子を照射した。
するとK中間子とヘリウム原子核の陽子二個、中性子一個との間に強い引力が作用。これらを構成する基本粒子クォークが九個、一センチの十兆分の一ほどの狭い空間に一瞬だが、閉じ込められた。
同様の高密度は、太陽の一・五倍の物質を直径二十キロの球に詰めたような中性子星の内部で実現しているとされる。