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[ワシントン 29日 ロイター] 米連邦捜査局(FBI)の幹部は、2001年に郵便物から感染が拡大した炭疽(ソ)病について、発信源となった人物は害を与える目的をもっていなかった可能性がある、との見解を示した。
同幹部は記者団に、ある科学者が生物テロに対する警告を発しようとしたところ、事態が収拾不能になったとの見方について、「考えられることだが、すべて推測の域だ」と語った。
このほかに攻撃がなかった理由について質問されて同幹部は、「主に考えられる理由としては、発信源となった人物が害を与える意図がなかったにもかかわらず、与えてしまったという可能性ではないかと思う」と述べた。
炭疽菌のついた郵便物がメディアや政治家の元に届いたのは、同時テロ発生直後の2001年9月と10月。これにより、5人が死亡した。
FBIは、現在もこの事件の捜査を継続している。(ロイター)
[9月30日14時40分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030930-00000534-reu-int