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[パリ 28日 ロイター] フランスのドビルパン外相は、米国のイラク新決議案は国連安全保障理事会で採択されるかもしれないが、情勢を改善するにはイラク人への主権移譲が必要だ、との見解を示した。
28日に仏ラジオ「ヨーロッパ1」とのインタビューで述べた。同相は、フランスは6─9カ月以内の主権移譲を望んでいる、としている。
同相は、「この決議が現状を変えないような内容であれば、採択されても情勢は改善されない」と述べ、「われわれが望んでいるのは、国際社会によるイラク再建を可能にするような決議だ」との考えを示した。
パウエル米国務長官は2日以内にイラク新決議案を提示する見通し。安保理常任理事国のフランスは、拒否権の行使は排除しているが、外相は、新決議を支持するのか、棄権するのかについては、明言を控えた。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=worldnews&StoryID=3521098