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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030928it14.htm
防衛庁は、日本が生物兵器による攻撃やテロに見舞われた場合の対処能力を備えるため、炭疽菌や天然痘ウイルスなどの生物剤を検知・識別できる「生物偵察車」を陸上自衛隊に来年度から導入する方針だ。
隊員を生物剤から守る個人用防護装備約1万2000組、固定型の生物剤警報機も合わせて導入し、今後数年間で全国の陸自師団・旅団の「化学防護隊」に配備を進めたいとしている。
生物偵察車は、トラック型車両の荷台に、空中に浮遊する生物剤雲を検知する装置や、生物剤の種類を特定できる装置を搭載したもの。感染者が発生するなど、生物兵器による攻撃があったと考えられる場合、専門部隊を乗せて現場へ展開することを想定している。
固定型の生物剤警報機は、生物剤の存在を検知する装置と、危険を陸自の他部隊に伝えるコンピューター端末からなる。陸自部隊が展開する地域などに設置され、生物剤を検知すると自動的に警報が作動する仕組み。
防衛庁は来年度予算の概算要求に偵察車4台分の購入費約40億円など関連経費を盛り込んでいる。将来的には、生物兵器攻撃に際して、治安出動して警察などと連携して敵の鎮圧や被災者の救援を行うことや、被害の拡大防止のための情報収集、除染活動、傷病者の搬送、医療などで関係機関を支援できるよう陸自の能力を高めることも目指している。
(2003/9/29/01:06 読売新聞 無断転載禁止)