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(回答先: 相も変わらず「ケリー博士が自殺した」共同は御用通信社、同盟通信の片割れ 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 9 月 23 日 12:16:29)
ハットン委員会でも明らかにされましたが、ケリー博士はバハーイ教(イラクの宗教)に改宗しており、この宗教では自殺は厳格に禁じられていると博士のバハーイ教の同僚は言っています。
Apparent suicideのapparentという言葉は、英国メディアでは「推定される」という意味で公式に用いられる言葉だそうですが、ケリー事件では私の知人の英国人はすべて「見せかけた殺人」という趣旨を伝えているという印象を受けたといっています。そのせいか、最近英国のメディアではapparentをはずして自殺を既成事実化しようとする動きもあります。事実一部の放送局はsuicideと言いはじめています。ハットン委員会でフーン国防省の辞任も間違いなしと見られていますが、ケリー殺人の真相を隠すための人身御供と見るべきでしょう。この際状況を整理しておくと
(1) ケリー博士は死の数時間前に知人にe-mailを送っており、その中で「早くイラクに戻って 仕事をしたい」と言っている。
(2) 家族も知人も自殺するような人間ではない、特に遺書を残さないはずはない、といってい る。中でも元BBC記者で親友だったTom Mangoldは「サダム・フセイン配下の諜報関係者に よる度重なる脅迫(実際「殺す」との脅迫はしばしばあったといわれている)にもめげず仕 事をやり遂げるような強烈な根性を持った人間だ」と言っている。こんな人物が国防省の木 っ端役人におどかされたくらいで、また議会の特別委員会で「目くらまし」と言われたり、 首相府から「中間管理職」と軽く扱われた屈辱感くらいで、愛嬢の結婚式を目前に、自ら命 を絶つだろうか?
(3) 死の直前に道で出会った農夫は「博士はニコニコしていた」と言っている。
(4) 国防省では年金や職を失う可能性を示唆したことはない、としており、よしんばこのよう な脅迫があったとしても、博士の自宅だけでも2億円の資産といわれる。経済的な不安から 自殺したとは思えない。本を書けば印税だけで軽く年金かわりになったであろう。
(5) ハットン委員会で尋問された博士の主治医は「博士に鎮痛剤を処方したことはない」と証 言している。一方検死官は「鎮痛剤の過剰摂取が潜在的な死因となった可能性がある」と証 言している。過剰摂取で死亡する可能性のあるような薬剤は、英国では医師の処方なしに買 うことはできない。また英国ではGP(General Practitioner、登録開業医)以外の医師に直 接診察や処方を求めることはできない仕組みとなっている。では博士の死体の脇に転がって いた鎮痛剤は誰がどこで手に入れたのか。一つの仮説として、英国の医療制度を知らない米 国の関係者が手をくだしたとすると、このあたりのナイーブさは説明可能。
それにしてもおかしいのはケリー博士の死体に付着していた心電図用のパッドで、ハットン委員会ではこれはかけつけた救急隊員がつけた、ということにされましたが、最初の検死の段階では「なぜこんなものがついていたのか?」と非常な不審を招いて騒ぎになったにも拘わらず、2週間以上も誰もその釈明をしなかったことです。この2週間の間に関係者の口裏を合わせた可能性は大いにあると思われます。やはり行為者(殺人者)が死亡確認に用いたものか?
このような状況で自殺と断定するのは言論の自殺です。英国でも謀殺の可能性が高いと見ている人間がたくさんいることは"kelly Murder"でInternetを検索するとたくさんのサイトをヒットすることでも明らかです。
ついでに言っておくと、ダイアナの死亡が事故だと思っている人も少数派になりつつあります。
Daily Mailのような保守的なメディアも、最近は謀殺の可能性が非常に高いという記事を載せるにいたっています。