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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031001k0000m040145001c.html
福岡一家殺害事件で、中国公安当局と捜査協議のため北京を訪れていた福岡県警捜査本部の捜査員らが30日夕、成田空港着の日航機で帰国した。午後7時すぎに到着した捜査員や警察庁職員ら4人は、硬い表情で言葉を発することはなく入国手続きを済ませた。捜査員らは9月28日、中国公安当局が身柄を拘束している中国人の元日本語学校生、王亮容疑者(21)と元私立大留学生、楊寧容疑者(23)についての協議のため出国していた。
日中外交筋によると、派遣された捜査員らは、これまで国内で尽くした具体的な捜査結果と供述内容を初めて中国公安省に提出し、中国側からは拘束した2人の供述内容や関係先から押収された証拠物について、詳細な説明を受けたという。30日に帰国した捜査員は、これらを精査した上で検察側とも協議し、今後の方針を決めるとみられる。
中国側は2人の供述について、日本側に「中国人3人だけで、強盗目的でやったと話している」との内容を公式に説明したという。日本側の現在の捜査結果も、「殺害の実行犯は中国人3人だけ」という見方が強まっており、今のところ犯行を指示した「黒幕的存在」は具体的に浮かんでいない。
しかし、捜査本部の中には、「遺体を沈めるためのおもりまで事前に用意した計画的な犯行。単なる強盗目的とは思えない」との声もあり、日本の捜査結果を元に中国側が行う今後の取り調べに関心を寄せている。
中国側は今後、自国法の「国外犯規定」に基づいて2人を刑事処分するための補完捜査の一環として、自国捜査員の日本への派遣を要請する可能性があるという。日本側も持ち帰った中国側の捜査資料を検討した結果、新たな供述の受け取りや取り調べへの立ち会いが必要との判断になれば、再度中国側に捜査員を派遣し、完全解明に向けて捜査を尽くす方針だ。
[毎日新聞10月1日] ( 2003-10-01-03:00 )