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29日午前零時ごろ、新潟県柏崎市の高校3年の女子生徒(18)宅に、交際相手だった男が侵入、2階の寝室で寝ていた女子生徒の首や腹、背中などを文化包丁(刃渡り約20センチ)で5、6回刺した。女子生徒は約10日前にも、この男に監禁され暴行を受けたため、柏崎署員2人が夜通し女子生徒の自宅周辺で警戒にあたっていたが、男は警官を避けて裏口から侵入し、犯行に及んだ。
調べによると、男は女子生徒が寝ていた部屋に侵入すると、持っていた包丁でいきなり横腹を突き刺し、続けざまに首や背中などを刺したという。同じ部屋で寝ていた母親が異変に気づき、自宅玄関から約30メートル離れたところで警戒していた柏崎署員に助けを求めた。駆けつけた署員は、男を取り押さえ、殺人未遂の現行犯で逮捕した。
男は、柏崎市横山、新潟産業大学1年稲垣和哉容疑者(21)。女子生徒は病院に運ばれたが、数か月の重傷を負った。
稲垣容疑者は裏手のふろ場の窓ガラスを割って侵入。バーナーや懐中電灯、包丁などを準備し、ガラスを割って侵入する際には音が出ないように細工をしていた。
女子生徒の家族も警戒して、母親が同じ部屋に父親は隣の部屋に寝ていたが、侵入には気づかなかったという。同署は、稲垣容疑者が警戒態勢を知った上での計画的な犯行とみて動機などを追及している。
これまでの調べでは、稲垣容疑者は、交際していた女子生徒から別れ話を切り出されたため、今月18日に女子生徒を自分の乗用車に約4時間監禁。殴るけるの暴行を加えて顔などに2週間のけがを負わせた。
事件後、稲垣容疑者は電子メールなどで謝罪したが、女子生徒から「警察に届け出た」と伝えられ、行方をくらました。このため、同署は逮捕監禁傷害容疑で指名手配する一方、女子生徒の自宅周辺の警戒を続けていた。
柏崎署の反町栄次副署長は「警戒態勢を敷いていたが、結果的に事件を未然に防ぐことができなかったことは残念だ」と話した。
◆被害届受け、夜通しの警備中◆
被害届を受けた19日以降、柏崎署は女子生徒宅から約30メートル離れたところに警察車両を止め、2人の私服警察官が午後9時ごろから車で待機、女子生徒が学校に出かけるまで夜通しで警備を続けたという。玄関付近の出入りをチェックしていたが、小路に面していた裏からの侵入は想定していなかった。
女子生徒宅の周囲には民家が少なく、容疑者が自宅前に警察車両があることに気づいた可能性がある。同署は「妥当な警備だった」としながらも、「警戒を気づかれたため裏から回られたのかもしれない」とし、「ここまで(容疑者が)思い詰めているとは想定できなかった」としている。
(読売新聞)
[9月29日12時14分更新]