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http://www.asahi.com/national/update/0926/004.html
三重県亀山市で02年7月、不動産業片岡礼子さん(当時70)が自宅事務所で刺殺された事件で、津地検は25日、同市椿世町、無職川戸義雄容疑者(66)を強盗殺人の罪で起訴し、刑事被告人として身柄を拘束した。川戸容疑者については、県警が同年11月、殺人容疑で逮捕したものの、津地検は処分保留で釈放した経緯がある。川戸容疑者は、逮捕されてから一貫して容疑を否認しているが、同地検はこれまで収集した状況証拠などを再検討した結果、立件可能と判断したとみられる。
片岡さんの遺体が見つかったのは、02年7月2日。めいが片岡さん宅を訪ねたところ、事務所の応接セット横の床で胸から血を流して死んでいるのを見つけた。
片岡さんは、通話記録などから同1日午前11時半ごろまで生存していたことが確認されている。その直前の同11時20分ごろ、自宅近くの銀行で業者への支払いなどのために200万円を引き出しているが、遺体発見時に金はなくなっていた。
県警は、川戸容疑者は▽同11時半過ぎに片岡さんの事務所前にいたのを目撃されている▽同日正午過ぎから約2週間の間に、130万円の借金を返済した▽返済資金の出どころがはっきりしない▽同年6月ごろには知人に身代金誘拐を持ちかけていた−−などから、川戸容疑者の犯行の疑いがあるとして、同年11月8日、殺人容疑で逮捕した。
しかし、川戸容疑者は一貫して「現場には行っていない」と否認。津地検は決定的な物証がないことから、公判維持は困難と判断し、同29日に処分保留で釈放した。
その後の県警などの調べで、川戸容疑者は事件当時のアリバイや借金の返済時期について、知人に口裏合わせを依頼するなど証拠隠滅工作をしていたことが判明。新たな事実や証拠は得られなかったものの、これまで集めた状況証拠などを再び精査。津地検は今月に入り、名古屋高検、最高検と慎重に協議を重ねた結果、立件可能と判断したとみられる。
川戸容疑者は計約130万円の借金を返済しているが、この資金の出どころがはっきりしないことや、事件当日朝に知人に借金を申し入れて断られていることから、津地検は借金返済やギャンブルのために片岡さんを殺害し、200万円を奪ったのではないかとみている。
(09/26 03:02)