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福岡市の一家4人殺害事件で、中国人元専門学校生、魏巍容疑者(23)=別の強盗傷害容疑で再逮捕=が、福岡県警捜査本部の調べに「一家殺害は3人だけでやった。他の誰からも頼まれていない」と供述していることが分かった。中国の公安当局に拘束された元日本語学校生、王亮(21)、元私立大留学生、楊寧(23)両容疑者も同様の供述をしているという。県警は警察庁とともに中国に捜査員を派遣し、殺害の経緯などについて3人の供述の照合などをする。
調べでは、福岡市東区馬出(まいだし)、衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)一家は6月20日未明、自宅で襲撃され、約3キロ離れた海中に投げ込まれた。
県警は、松本さんの家と車から検出されたDNAや目撃証言などから、ほかにも実行役がいるとみて魏容疑者を追及したが、魏容疑者は中国に帰国した2人以外の実行役や首謀者の存在を否定。王、楊両容疑者の供述内容とも一致したという。
ただ、魏容疑者は「強盗目的」や「成功報酬目当て」と供述しているが、屋内に金目の物が乏しかったにもかかわらず、物色した形跡はなかった。また、殺害を前提に海に沈める重りを準備▽今のところ3人と松本一家の接点が浮かんでいない――などの状況もあり、県警は依頼者の存在も捨て切ってはいない。
県警は28日に予定している捜査員の訪中後、まず、中国側の供述調書の提供や事情聴取への同席などについて実務協議する。その後も複数回、捜査員を派遣し、松本さん一家を狙った経緯や報酬の有無など、王、楊両容疑者を追及する方針だ。
[毎日新聞9月25日] ( 2003-09-25-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030925k0000m040147000c.html