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テレ朝“謝罪”…村岡氏の自宅前にまんじゅう
自民党総裁選をめぐり、野中広務元自民党幹事長(77)から「毒まんじゅう、食ったんか?」と批判された村岡兼造元官房長官(72)の秋田県の自宅で、“毒まんじゅう騒動”が起きていたことが23日分かった。テレビ朝日の記者が村岡氏の自宅前にまんじゅうを置いたところ、これを知った村岡氏が大激怒。テレ朝側が“陳謝”して手打ちにはなったが、ちょっと悪ノリしすぎたようで…。
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総裁選、組閣をめぐり話題となった「毒まんじゅう」。流行語大賞候補ともささやかれるキーワードが、騒動を引き起こしていた。
“毒まん騒動”が起こったのは、村岡氏の地元、秋田県本荘市で祭りが行われていた今月14日。テレビ朝日と村岡氏の事務所などによると、村岡氏の自宅前に、テレビ朝日の若手記者がまんじゅうを置いて、その様子を伺っていたという。
「毒まんじゅう」は、野中氏が引退表明した9日、村岡氏に対して言い放ち、一躍有名に。食ったか食わないかで注目を集めた村岡氏だが、まんじゅうが置かれたことを知り、家から出てきて大激怒したという。
「テレビ朝日からの取材はもう受けない」などとカンカンになり、記者は平謝り。話し合いの末、一応の決着はした。
テレビ朝日広報部は「現場から連絡を受けました。村岡氏と話し合い、ご理解を頂きました。検討した結果、放送はしていません」と話す。系列局ではなくテレビ朝日の記者がやったとし、報道番組であること以外は番組名は明らかにしていない。
“食らいつくかどうかの実験”ともとれるが、「そういうことも考えてみたようですが…」と具体的な意図は明かさなかった。
村岡氏の事務所は「お祝いの日(地元の例祭)に誹謗(ひぼう)中傷の類をされて怒った。抗議しましたが、向こうも『行き過ぎた行為があった』と認めて謝罪しました」と説明。また、村岡氏本人も今は「その件はもう終わった話だから」と笑っているという。
総裁選告示直前に首相支持に回った村岡氏、堀内光雄総務会長(73)、河野洋平元外相(66)は、永田町で「毒まんじゅう3兄弟」とも呼ばれた。野中氏の発言に「死にますので食いません」とかわした村岡氏。結局は22日の小泉再改造内閣での入閣はなかった。
今回のまんじゅうは、さすがに毒入りではなかったようだが、落語のように、関係者はもう、まんじゅうこわい?!
■毒まんじゅう――永田町で閣僚ポストなどの密約を指す政界の隠語。大臣になるとSPがつくなど待遇は別格で、これが「毒まんじゅうの味」とも。かつては「裏金」の意味で使われ、昭和51年11月、福永一臣議員が衆院ロッキード問題調査特別委で弁明した「丸紅、全日空ルートのカネは表面上は普通のカネだが、毒まんじゅうだった」との発言は、政治家のカネ語録として有名。