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http://www.asahi.com/national/update/0927/032.html
26日の十勝沖地震による津波の高さが、北海道の襟裳岬の周辺で4メートルに達していたことが27日、土木学会の調査団の調べでわかった。気象庁が発表した検潮所の観測では北海道浦河町の1.3メートルが最大だったが、場所によっては、その3倍だったことになる。
調査したのは、東北大の今村文彦教授(津波工学)や北海道大の西村裕一助手(地震学)ら。
海岸付近に打ち上げられた海藻や草の倒れ具合などから津波の高さを割り出した。
その結果、4メートルとわかったのは襟裳岬の東側、えりも町の百人浜付近。広尾町でも2.8メートルあった。西側の浦河町から様似町が2.5メートルで、静内町から浦河町は1.3〜2.2メートルだった。
今後、地震発生時と、調査時の潮位を比べて正確な高さを検討する。
住民からの聞き取り調査では、津波はかなり継続していたことが判明。砂の浸食状況やゴミの散らばり具合とあわせると、津波の勢いが弱かったこともわかった。津波の周期が長かったという気象庁の観測を裏付けているという。
最大6.5メートルの津波で大きな被害が出た52年の十勝沖地震よりも被害が少なかったことについて、今村教授は「こうした今回の特徴に加え、津波が少し小さく、早朝で海岸付近に人が少なく、防潮堤の整備なども進んだためではないか」と話している。
(09/27 21:55)