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東大の共用PC、マックに切り替え 来年3月から
http://www.asahi.com/national/update/0925/004.html
東京大学が、大学院と学部の全学生約3万人や教職員が学内で使う共用
パソコンで、アップルコンピュータのデスクトップ型「iMac(アイマ
ック)」を来年3月から導入する。現在の共用機は、無償で公開されてい
る基本ソフト(OS)「リナックス」をベースにした簡易パソコンだが、
5年の更新期を迎えるのを機にマックに切り替える。現在は原理的にはO
S最大手のウィンドウズも使えるが、来年3月以降は、一部の高機能パソ
コンを除き共用パソコンの大半でウィンドウズが使えなくなる。
東大は、駒場第1と本郷、柏の3カ所のキャンパスに共用パソコン約1
400台を置き、情報交換網システム(LAN)で結ぶ。
NECの関連会社が24日、共用パソコンシステム納入の一般競争入札
で落札し、約1150台がマックになり、システムを制御する基幹コンピ
ューターのサーバーも大半はアップル製になる。
残りの約200台は、3次元のデータ処理などができる高機能パソコン
やウィンドウズも使えるパソコンとなる。
学生らはID・パスワードを持ち、自由に共用パソコンが使える。駒場
第1キャンパスでは、共用パソコンを使って、情報教育棟で1年生全員
(約3500人)にコンピューターを使った必修科目「情報処理」の授業
を行っている。授業以外のリポート作成やメール閲覧に使われている。
マックを導入する理由について、東大では「ウィンドウズに比べて様々
なソフトの導入がしやすく、不具合が起きても自分で直しやすい利点があ
る」と説明している。
アップルコンピュータの日本法人は、米国で実績がある教育機関向けの
市場開拓を進めてきたが、「パソコン1000台を超える規模の受注は初
めて」としている。
(09/25 05:57)