現在地 HOME > 掲示板 > IT2 > 102.html ★阿修羅♪ |
|
「ITは“落ちこぼれ”生徒を救う」と米IBM幹部【IT Pro記事】
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20030905/1/
「小・中学校や高校、大学といった教育分野は、ITの導入で革新的な効
果が見込める。ITを使えば、授業についていけない生徒を救うことだって
できる」。米IBMで教育産業向けビジネスの責任者を務めるショーン・ラ
ッシュ ジェネラル・マネジャー(GM)は、こう強調する。
ショーンGMが指摘する、教育現場におけるITの導入方法とそのメリット
は、次のようなものだ。まず講義をデジタル・コンテンツとしてライブラ
リ化することで、いつでもどこでも希望の授業を受講できるようになる。
ただ単に受け身で講義コンテンツを見るだけでなく、疑似体験ができるシ
ミュレーション形式のコンテンツを作成するのも可能だ。通常の授業形態
でもITは生かせる。理科の授業では生物の画像データを、体育であれば競
技の動画を生徒に見せたりすることで、従来の紙データよりも分かりやす
く、いろいろなことを説明できる。
ショーンGMは、「教育現場にITを導入するというと、遠隔地で授業を受
けている学生の姿を真っ先にイメージするかもしれないが、実際にはもっ
と幅広い使い道と大きなメリットがある」と話す。「講義の内容をデジタ
ル化すれば、自分が分からなかったところを繰り返し見ることも簡単だ。
生徒一人ひとりが、自分の理解のスピードに合わせて学べるようになる」
と続ける。これに対して従来型の授業では、生徒全員の到達度合いを見な
がら、平均的なスピードで進めざるを得ない。「ついていけない生徒は、
どんどん落ちこぼれていってしまう」(同)。
教育現場へのIT導入には課題もある。ITを実際に活用できる教員の養成、
IT資産を管理するシステム要員の育成、そして費用の確保だ。ショーンGM
は、「焦らず時間をかけて取り組めば、ITは必ず理解できる。IT資産の管
理については、アウトソーシングを利用するのが現実的だ」と話す。費用
面については、「政府主導で一定の予算確保に取り組むべき。米国では連
邦政府が小・中学校のIT導入を金額的に支援する制度ができている」と話
す。
ショーンGMによれば、教育産業向けITビジネスの市場規模は、全世界で
年間250億ドル。今後5年間は年率3〜4%の成長が続くという。
(大和田 尚孝=日経コンピュータ)
<eラーニング>
■マクニカ,eラーニングソフト新版でCRMシステムとの連携を強化 (2003/08/29)
■「eラーニングは戦略システムだ」 (2003/08/01)
■eラーニング(キーワード3分間講座) (2003/06/10)
■アルバイトの勤務管理やeラーニングを支援する新ソフト登場 (2003/03/04)
■東京大学大学院のeラーニング・システム,オープンソースとして公開へ (2003/02/21)
■「全社員のレベルが上がる」,C&W IDCが900名を対象にeラーニングを導入 (2003/02/17)
■講義映像と連動するJavaのeラーニング教材,システム・テクノロジー・アイが相次ぎ出荷へ (2003/01/21)
■アットネットホーム,旺文社DIと提携して「英検」のeラーニング・サービス提供 (2002/12/05)
■eラーニングの標準規格「SCORM」新版が来年登場 (2002/11/18)
■EPSS(キーワード3分間講座) (2002/10/11)
<教育関連>
■Webサービス利用の研修検索システムをリコーテクノが本格運用へ,「簡単なテーマでまず成功」 (2002/06/06)
■マイクロソフト,公立学校のIT化を促進するコンソーシアムを設立 (2002/05/20)
■“お受験体質”が技術者を弱くする (2002/05/15)
■情報処理技術者試験の今日的意義を考える (2002/05/07)
■ヒューコムがセキュリティ技術者教育サービスを拡充,上級・初級を追加 (2002/04/03)
■米マイクロソフトが小中高教育に向けた「Class Server」の次世代版を発表 (2002/03/08)
■米AOLが学校向けオンライン・サービス「AOL@SCHOOL Version 2.0」を発表 (2002/03/07)
■「学校でもハンドヘルド・コンピュータは役に立つ?」--米SRI Internationalと米Palmが調査 (2002/03/07)
■米Unisysと米Internet Access Technologiesが政府と教育機関向けASPで協力 (2002/03/07)