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★シジミ:弥生〜古墳時代の山陰地方出雲地方に拠点を置く大きな政治勢力が存在した事は次第に疑いがたくなりつつある。記紀における出雲神話はその反映と考えてよいだろう。
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/2003/09/26/04.html
鳥取県教育文化財団は25日、東伯町笠見の笠見第三遺跡で出土した弥生時代後期の管玉に、島根県玉湯町・花仙山を原産とする碧玉(へきぎょく)としては最古となる原石が含まれていた、と発表した。花仙山産碧玉は古墳時代の中心的石材で、出雲勢力の影響力が他地域へ及んだ過程を考える上で貴重な資料となる。
同遺跡からは昨年、弥生時代後期の玉作り工房跡2棟が見つかり、管玉や未製品、破片など多数を検出していた。
同財団埋蔵文化財センターが、このうち15点の未製品や破片を京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の藁科哲男助手に産地分析を依頼した。
藁科助手は、蛍光エックス線分析法と電子スピン共鳴法を使って分析。判定できた8点のうち、未製品の1点が両分析法とも花仙山の特徴と一致した。ほかの碧玉のうち八点は石川県小松市産の可能性が高いという。
藁科助手は「古墳時代に入ると花仙山産碧玉が急に主流となるが、使われ始めた時期が不明だった。弥生時代後期に、出雲の勢力分野が鳥取県まで及んでいた証拠だろう」と話している。
一方、笠見第三遺跡からは弥生時代中期から古墳時代中期(BC前後−5世紀末)にかけての竪穴住居跡170棟が見つかった。これは、鳥取県内では淀江、大山両町にまたがる妻木晩田遺跡(410棟以上)、羽合町の長瀬高浜遺跡(262棟)、米子市の青木遺跡(206棟)に次ぐ大規模集落になる。
同遺跡では、27日午後1時半から現地説明会をする。