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中国西南部の広西チワン族自治区の南寧で20日、母親に顔の美容整形手術を勧められた16歳の女子高生が、傷心で家出する騒動が起きた。経済発展の進むなか、一人っ子の多くなった中国では女子生徒の整形手術も珍しくなくなり、専門家は低年齢化に警告を発している。
中国紙の南国早報が21日に報じたところでは、南寧市内の高校1年生の女子生徒は日頃から、一重まぶたで鼻が低いことを理由に同級生から笑われることが多く、悩んでいた。母は娘の顔立ちを美しくしてあげたいと願い、19日午後、娘に週末を利用して美容整形手術を受けるように勧めた。だが20日早朝、母が目覚めたときには娘の姿はなかった。
http://www.asahi.com/international/update/0926/006.html
娘は「お母さんの考え方は受け入れられない。もし手術を強要するのならば、家には戻らない」との書き置きを残して家出した。
母はこれまで娘の写真を持って、ひそかに美容整形の専門家に相談を重ね、美容外科医にも頼んで手術計画を立てていた。母は同日夜8時ごろに娘を捜しあて、これ以上手術を勧めないことを伝えると、娘は家に戻ることに同意したという。
美容外科医によると、14歳から20歳前後の女子学生が手術を受けることが増えている。しかし、体が成長過程にあるため後遺症が残る可能性もあるとしている。 (09/26 19:58)