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日本人は新型肺炎にかかりにくい?遺伝子の型(HLA遺伝子型)が関係している可能性が高い
http://www.asyura.com/0310/health6/msg/127.html
投稿者 【読売新聞記事】 日時 2003 年 9 月 27 日 01:03:10:Y/j3LaiIEju0E

(読売新聞)[9月26日23時57分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030926-00000514-yom-int

日本人は新型肺炎にかかりにくい?遺伝子の型が関係

 【台北=若山樹一郎】台湾の私立馬偕記念病院(台北市)の林媽利医師らは26日までに、中国や香港、台湾などで猛威を振るった新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染に、免疫反応に関係する遺伝子の型が関係しているとする研究をまとめ、発表した。日本人は、遺伝子の特徴から、SARSにかかりにくい可能性があるという。

 林医師らは、SARSにかかった患者37人と、ウイルスにさらされながら感染しなかった医師や看護師101人について、免疫反応に関係するHLA遺伝子の型を比較した。

 研究結果によると、B46という型の遺伝子の保有率が、患者グループで22%となり、非感染グループ(12%)の2倍近くになった。統計的手法を用いてさらに詳細に分析すると、この遺伝子保有者はSARSに感染しやすくなるだけでなく、いったんかかると病状の進行が早まる可能性がさらにはっきりしたという。これとは別のB13と呼ばれる型の遺伝子を持つ人は、逆にSARSに感染しにくい傾向も明らかになったという。

 林医師によると、B46は中国南方出身者の15・4%のほか、中国福建省にルーツを持つ台湾人の11・4%、ベトナム人の13・2%、シンガポール華僑の15・1%が保有。その一方、北方系の中国人はわずか2・8%と少なく、日本人、韓国人もそれぞれ4・4%、4%と低い。

 林医師は、SARS感染者が中国から香港、台湾、シンガポールに集中したのは「こうした中国南方出身者の遺伝子の特徴が影響した可能性が大きい」とし、首都・北京で感染が拡大したのも、南方系中国人の流入が進んだ結果だろうと指摘している。

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